ネタバレ・感想あり黒い雨のレビュー

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唯一の被爆国・日本が果たすべき役割とは
2024年10月14日
今年(2024年)のノーベル平和賞を日本原水爆被害者団体協議会(被団協)が受賞したとのニュースを見て、真っ先にこの作品が頭に浮かんだ。実際に被曝した岩竹博氏と、重松静馬氏の手記を原資料として生み出されただけあって、作中の描写は非常に生々しくリアルで言葉を失う。ロシアとウクライナ、ハマスとイスラエル、ヒズボラのイスラエル攻撃…と武力衝突が増す中、特に核保有国であるロシア(とハマスの背後にいると言われるイラン)の脅威が大きくなりつつある昨今、被団協が平和賞を受賞した意味は、今後の世界平和を考える上で極めて大きいと思う。日本の被曝体験を「単なる昔話」にしないため、同じ悲劇を繰り返さないために、この作品は今こそ広く読まれるべきであり、また永遠に読み継がれるべきだろう。
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感想
2022年1月18日
淡々と書かれる生々しい描写がリアルに感じました。
話の構成は今の本のようには整っていないけど、それがさらに臨場感が出ていて怖かったです。
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作家名: 井伏鱒二
出版社: 新潮社
雑誌: 新潮文庫