インビジブルレインまで拝読。現時点ではこれ以降の2作品はなぜか配信されていません。しかしその後の新作は配信されている。意味が分からない。
それはさておき、タイトル通りになってしまうのですが、今回ストロベリーナイトからインビジブルレインまで読んだのですが、どうしても姫川玲子という女性、というよりも人間が分かりませんでした。人間像がここまで掴めないキャラクターもなかなか希有だと感じました。
「テンプレ脳だな」と笑われても仕方ないのかも知れないけど、もし私が姫川と同じ境遇で同じ仕事をしていたら、そもそも「自分が女性でなければ」と自分を責めたり、自分が女性であることや女性性を殺して生きるのではないか。少なくとも私ならそうすると思います。けれどどう抗っても、男にはなれない。長い髪も切ると思うし、女性らしい格好はしないのではないかと。
だけど姫川は思い切り「女を出しても結果が出ればそれでいい」スタンスです。そのスタンスは理解できますが、過去にそのような境遇があったら、そのスタンスを構築するのは難しいのではないだろうかと思えてなりませんでした。
まぁここら辺は「原作のここをちゃんと読んでないからそう思うんだよ!」と言われたら、え?そうなの?ってなるかも分かりません。
にしても原作の姫川という人間に対しては、私は好きになれませんでした。恋愛面でも思いっきりプライドが高く、世間知らずのちやほやされるのが当たり前のお姫さま、というところでしょうか。姫って言うよりかは、女王様って感じ。
精神的にタフと評されていますが、タフなのか?と思うところもしばしば。
菊田に「あんたが私のこと好きって思ってんのは分かってるんだから、早く言いなさいよ」と考えているところなんか、何様なのこの女と。井岡が自分を好きって知っていて、冷たくするけど井岡でもいいかも‥みたいになっちゃうところ、お前誰でもええんかと笑
男から見たら可愛い、放っておけない存在かもしれないけど、同性だと好き嫌いが分かれるキャラかな。ついでに言えば、ドラマとは打って変わって物凄く、引くほど恋愛脳です。仕事しろ、仕事を。