このレビューはネタバレを含みます▼
女子高育ちで、初で恋も男性も知らない、うかつでおバカなヒロイン。
子供のころのままごとのような小さな約束を律儀に覚えていて、ヒロインとの結婚を夢見ていたヒロインの幼なじみの男性。
真面目すぎたのが、仇になったのだろうと思う。
そして、ちょっとでも、男女の機微や恋愛に興味があれば、幼なじみ男性のイケイケのアピールを察知出来ただろうに、鈍い上に、うかつでおバカなヒロインは、そんな数々のアプローチを幼なじみだからと、甘えるだけ甘えてスルー。周りや母親に散々言われてたのに、人を傷つけたくないからなのか、断るのが面倒くさいからなのか、幼なじみ男性からすれば、自分の好意を受け入れているような行動のヒロイン。勘違いされても、文句言えないと思う。
高校を卒業するまでは、幼なじみ男性の一方的な思い込みでの盗撮とかストーカー行為だったんだろうけど、短大生になってからのヒロインとの関係性で言えば、周りから見ても、ヒロインが幼なじみ男性を受け入れているように見える行動ばかり。
毎日の迎えは当たり前、断らないし、お礼に家族総出でお礼の食事会、プレゼントは高額でも毎年貰って、自分もあげて、チョコレートも毎年。
その上、デートに誘われてホイホイ行くし、必死に自分のなかで、気のせいとか、自惚れるなとか、幼なじみ男性の好意を否定してて。結局は、都合のいいところだけは、受け入れて、幼なじみ男性をいいように使っていたとしか見えないヒロイン。本人には、そのつもりがないんだろうけど、直接的な言葉がないことを言い逃れにして、美味しいところ取りしてるだけ。新居のマンションで、やっと身の危険を感じて逃げ出すとか、うかつとは言えない、おバカ過ぎる、都合の良すぎるヒロイン。それまでに、律儀に、ヒロインの純潔を守り、手を繋ぐ位しかしなかった幼なじみ男性の純情ぶりや真面目ぶりが、ヒロインに好意を否定する口実になってたのが、可哀想。高校卒業までは、幼なじみ男性の一方的な思い込みだけど、その後の暴走ははっきり言って、ヒロインのおバカさが招いた自業自得。可愛いヒロインをなぜか助けたくなり、気に入っていくヒーロー。そして、ヒーローに甘えるだけのヒロインをチクチクと嫌みを言うヒーロー友人男性。友人男性の肩を持ちたくなるようなヒロインだから、幼なじみ男性に怯える描写にも同情出来ず。何かあれば、絶叫するだけのおバカ過ぎるヒロイン。