ネタバレ・感想あり花夜叉のレビュー

(4.1) 11件
(5)
4件
(4)
4件
(3)
3件
(2)
0件
(1)
0件
1冊目。文庫本では続刊花鬼あり。
2018年11月12日
(小説、続刊もありt)。

あとがきによると文庫本に入りきらず、続きが別タイトル花鬼であるそう。
でもシーモアさんにはない!

わりと複雑な関係でこじれたままのエンドでしたが、この続きがあるですって!?
そりゃ当然セットで読みたいですよ。

このままじゃシノブがあまりにも可愛いそう。
作者さんは心も含めていろんな意味で痛いやるせないお話が上手な方ですが、救いが見えないのは寂しすぎる。。
続きはアキラがしたたかに成長してくるみたいで、すごく楽しみ。
早く読みたい!
官能的
2018年1月24日
この価格でこれほど官能的なものを読めるなんて!官能と仄暗い欲望が入り混じり、能という馴染みのない世界ながらも話しに引き込まれました。
世界観が凄い
ネタバレ
2016年10月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 藤代流の確立のため、祖父に観月流に売られたも同然の主人公。主人公は10歳の頃から観月の男達に身体を弄ばれます。藤代流の確立の為に身体を好きにさせ稽古にも励んできた主人公ですが、藤代流に襲名したのは主人公の異母弟。主人公は観月の宗家に養子として迎えいれられ、完全に観月のものになります。全ては、主人公を手に入れたい観月が画作したことでした。世界観が素晴らしく、のめり込んで一気に読み終えてしまいました。心理描写よりは情景描写が丁寧で細かかったように思います。なので想像しやすく世界観の確立に繋がっていると思います。決してハッピーエンドとは言えないし、切なくて切なくて…。とても素晴らしい物語でしたので、星は5つ付けさせていただきました。ありがとうございました。
篠芙さんがあまりにも...
2015年8月29日
篠芙さんが、執拗に攻めてくるオッサンに「うぅ...篠芙を......篠芙を、嫌いでも、も...う、虐めないでーッ...」ていうシーンがあるんですが。


ああ、駄目でしょう、そんなこと言っちゃ。やめてもらえるどころか煽るだけじゃん。

美貌と才能ゆえに、幼い頃から四人のジジイたちに責め尽くされても、お家復興のためにひたすら耐え忍んできた篠芙さん。なのに、彼に用意されていた未来は、あまりにも過酷すぎて、胸がしめつけられます。

山藍先生の耽美な世界をあますところなく堪能できる作品です。
耽美
2024年4月26日
最近のBLを読んでいて「耽美」という言葉を思い浮かべることなどまずないですが、この方の本は、どれを読んでも耽美な世界が広がっています。こういう世界観を書ける作家さんは本当に少なくなりました。閨シーンも「エチ」ではなく「エロス」という感じです。いやー、すごい世界観です。ハードなんだけど下品じゃない。そんな世界観を支える文章力です。たまに無性に読みたくなる作家さんです。
いいね
0件
怖い世界に
2018年8月15日
読み進むうちに胃が捻れるような気になってきたストーリーです。芸と一言では括れない世界に凄まじい執着を持つ者が次世へ伝承してきたのでしょうね(綺麗に言うと)最後の章で男世界の中の夜叉、蔑視される女の夜叉をアキラが思う通り私もうなずきました。作者さん曰く長編になってしまった「花鬼」単行本を読んでみたいです。
危ういストーリーでした。
2017年10月11日
正直、自分には好みではないストーリーなのですが、官能的に危うく、妖しく、綴られて、気を入れずに、淡々と読み更けていくと、
能という世界観の異世界部分の闇部分ではあるのですが、どこか、スッと、納得してしまうように、
誘われて行ってしまった感じがします。不思議な読了感です。作品もかなり古いものなので、今あるBLでは受け入れがたい方もいるのかもしれません。なんせ、はじまりが10才ですしね。
耽美
2017年10月8日
作者らしい濃厚な話です。倒錯的というかなんというか。特にファンタジーではないのに異世界感かすごいです。
いいね
0件
救いがない世界
2022年3月12日
覚悟して読みましたが…受け1人にエロ爺さん達他…酷過ぎて胸が痛くなる話です。
独特の世界観を持つ作者さんですが、やはりこの救いの無い暗さ、痛さには。
ラストが続きそうな所でいきなり終わってます。
続きは…あっても読めないかな…
能の流派の中での話です。本当に受けが可哀想としか言えないです。
話の展開がめちゃくちゃ、消化不良
2022年3月3日
世界観、キャラクターはすごく良かったのですが、話の流れがめちゃくちゃ。
とっちらかった設定と人間関係の収拾がつかず、まとまりのない微妙な終わり方をしていて、スッキリしませんでした。
登場人物の心理も全然共感できません。
エロシーンは美少年がモブにめちゃくちゃにされる展開で、官能的で良かったので、エロいBL小説が読みたい夜には良いんじゃないかなと思いました。
耽美で残酷
2018年1月19日
美しい情景が浮かぶような文章が凄いなと思います、禍々しくて毒々しい。でもストーリーは弟からや、オッサンが複数で、時には1人から何度も何度も陵じょくされて最後までその繰り返し…、読んでて疲労感が半端なく有りました。伝統と芸を繋げるという確固たる主人公の意思が有るので、主人公にとって状況が良くなる事は無く救いがないままで……非常に疲れた。疲れたうえに消化不良。だけど弟が主人公?の「花鬼」も読んでみたい(笑)だけどシーモアでは配信してないんですねー。
レビューをシェアしよう!
作家名: 山藍紫姫子
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: KADOKAWA
雑誌: 角川文庫