このレビューはネタバレを含みます▼
CLAMP作品だいすき。まだ全く触れていなかったので、ネタバレなしでTVアニメを観てその後購入。赤い方はTV版、青い方が劇場版のノベライズです。
結論から言うと、劇場版はいらなかったかな〜…と。TVアニメの6話以降ですかね?やっと、この世界がどういったものなのか分かり始めてきて、そこから一気見だったんですよ。ラストの文人さんの極悪非道ぶり、とか人を人とも思わぬキチクぶりに戦慄。でも、このダークさこそがCLAMP作品の真骨頂だな〜と思ってアニメめちゃくちゃ楽しく視聴したんですよ。
しかし、劇場版は配信してなかったので小説を買ってみたわけです。青い方はね〜…小夜がその後サーラットという組織と接触して文人へ迫るという展開なんだけど、なんか全体的に浅かったかな。文人との対決までギュとアニメでやっちゃえば前半の間延びした感じもなかったわけだし。真奈ちゃんとの間に生まれた友情みたいなのも、なんか一方的に感じました。小夜はなんだかんだ人を守り、人を傷つけることができないので、情はあると思うんですよね。でも、それは人間と全く同じものではないと思うし、悠久の時を生きる小夜にとって、理解し難い感情に思えた。真奈のことを助けてくれたから、小夜のことを信じるっていうサーラットのメンバーもなんか、理由づけ薄いな〜という感じで、あまりパッとしなかったですね。
ただ!!CLAMPのファンとしましては、また四月一日に会えるとは!という感じで、店の店主になった後の四月一日が見れて嬉しい〜でも、小夜の願いとか対価のあたり、はっきりした事明かされなくて、謎のままおわったの悲しみ。それでもテンションは上がりました。ありがとうございます。
やっぱりアニメのとこまでは良かったです。特に、小夜と唯芳さん、文人さんとのカフェでの毎朝のやりとり。知ってたんですよ、こんな平和が長くは続かないって。でも、父様父様懐いてくる小夜。大好きな父様がおっしゃったのでお洗濯も大丈夫〜♩とか泣いちゃうだろ。唯芳さんの視点でみたらこれ胸締め付けられるし、頭おかしくなるわ。お母さんはいないけど、文人さんという頼れる近所のカフェのマスターもいるし。幸せな生活。でも、最後には自分のせいで何もかも跡形もなくなってしまった。
文人さんはもっと分かりやすく小夜を愛することもできたはずなのに、そうしなかった。できなかった。でもこれが彼の愛だった。