映画版幼少期に観て「みんなのトラウマ」になったであろうジャパニーズホラーの金字塔の原作である小説版リングとそのシリーズ作。
この小説にはあんまり、ホラーは期待しない方がいい。
なのでホラーが苦手な人には向いている。
しかし描写が上手く描かれているので「あっ、これは怖いぞ」トなる箇所は幾つかある。けどミステリー小説らしく「なぜ」「どうして」「どうやって」「誰が」あの「呪いのビデオ」を作ったのか?を丁寧に描いてる。
小説版「リング」には貞子出てきません。しかし「いる」描写はあります。
そして続編「らせん」。映画版の記憶が殆どないので何とも言えないんですが貞子がめっちゃ動く、喋る。
そして科学的にホラーと向き合ってます。
あと「リング」で登場した主要キャラが…こりゃあまた、凄いことかんがえたなと。いい意味で。
けど、今のところどちらの主人公もなんか考えが浅いというか、読者はもう気付いてることや分かってることに全然気付かないの。
「志〇!うしろうしろ!」って言いたくなるような。
まさか、まさかの展開です。何となく次作「ループ」のオチを知ってしまっているのが残念なんですが、ちゃんと読んで納得したいなと思っています。
因みにシリーズ外伝もあり。更には「貞子」シリーズ?の続編も今出版(エスとタイドの二作)及び執筆されているとのこと。
何て言うか、コロナの流行っている今この小説を読みますと…お前だったんだ…ってなる。
リングを読んだらすぐさまらせんを読むのが一番面白い読み方だと思います。