ネタバレ・感想あり左近の桜のレビュー

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長野先生のお話の中では分かりやすい
2023年6月22日
長野まゆみ先生のお話は、独特で、実際に書かれていないことを想像で膨らませながらよみ、色気を感じることが多いのですが、最近の先生の作品は分かりやすく、こちらのお話も読みやすいです。続きものですので、私も最後まで追いたいと思っています。
夢と現の境界線がせめぎあう
ネタバレ
2024年9月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 長野まゆみ先生初読みでしたが、なんとも不可思議で独特な世界観でした。まるで幻想小説のようなオカルトミステリのようでもあり…いやはやよく分かりませんが、とても伝奇的なのでしょうか。
桜蔵がうかつなのか、彼に触れたいあやかしたちが上手なのか。まさに煙に巻かれるというような曖昧な物語の連続で、読了後もしばらくぼんやりとしてまとまりのない思考でフワフワしています。とにかく、全てがあいまいと言いますか…
とある事情から「左近」に居候することになる教師の羽ノ浦先生と、彼を慕う桜蔵の弟千菊くんに惹かれてやまないのです。普段はパッとしないお人好しの生物部顧問教師がお酒が入ると人格が変わる?どうにも彼の実態がつかめない。
自宅の庭でいつも捕虫あみをふりまわしているという、ユニークなゆで玉子大好きっ子生物部の千菊くん。昆虫図鑑と標本作りも好きで、白雪こうをしばらく眺めて番茶に溶かして飲むとか。もうこういう意味のわからないユーモア溢れるかわいこちゃんキャラは気になってしょうがない。

ただ、柾や遠子らが桜蔵に対して使う「女」という言い回しは、私にはどうしても差別的な表現としか感じられなくて好ましくなかった
モヤモヤ
2020年6月13日
続きものとは知らずに「左近の桜」のみ読了。BL小説かと問われると違うような気がする。伝奇的とか耽美的ということなのでしょうが、同じような展開の連作短編に途中で飽きてきた上に結末らしい結末にも至らず、なんとも消化不良でモヤモヤした読後感。
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作家名: 長野まゆみ
出版社: KADOKAWA
雑誌: 角川文庫