ネタバレ・感想あり葛城副編集長の最後の賭けのレビュー

高遠琉加高永ひなこ

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白雲さん

(女性/－) 総レビュー数：499件

イラストが良い

ネタバレ

2024年5月11日

このレビューはネタバレを含みます▼ 本家の跡取り息子より一つ下で使用人扱いを受けてきた受は、本家に来た時に助けてくれた二つ上の攻をずっと思い続けます。攻は事あるごとに受の不当な扱いに憤りますが、しょせん自分は傍系で関わるつもりはないと本家とも受とも距離を置きます。けれど跡取り息子とその世話のため一緒に上京した受と接する内、共に距離が縮まり…。受への覚悟を決めるまで、中途半端に情をかける攻にモヤモヤしました。成人するまで力がなくどうしようもなかったとは言え、父親に財力があり母親も受に好意的だったから本気でどうにかしようと思えばできたのでは？思わせぶりな攻に好意を持ち続けた受の、成就までの気持ちはいかばかりであったかと思いました。けれどラストになると受もなかなか芯が強くて強か。これから本家を継ぐことになり、裏では尻に敷かれそうな攻が思い浮かびました（笑）ちなみに跡取り息子に何かされてたのではと攻ならず心配しましたが、触られて逐情させられたことがある位でした。跡取り息子の相手は一貫して女性だったようです。読んでいてそれがずっと気になっていたので、同じ心配をされる方はこれが許容範囲かどうかで購入を決められてはと思います。

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まりりんさん

(－/－) 総レビュー数：407件

しがらみからは逃げられない

ネタバレ

2024年3月4日

このレビューはネタバレを含みます▼ 「成澤准教授の最後の恋」のスピンオフ。成澤の寄稿する出版社の副編集長の葛城は、実は地方の旧家の血筋を引くお坊ちゃま。訳あって本家と縁を切ってるのですが、昔、本家で一緒に遊んだ天涯孤独の受けを、本家の息子の支配から救おうと、成澤に協力を頼んだりして、結果として本家の息子の横領を暴く。本家の息子は失脚して、受けは自由になるんですが、葛城は本家の当主から後継ぎに据えられそうになる。受けは本家に忠義心と愛着があるので、大歓迎ムードで逆に本家の事業に取り込もうと教育しようとする。そんなことになると思ってなかった葛城は困っちゃうな状態ですが、受けはわりと小さい出版社だから出版社ごと買っちゃえばいいと言うし、もう逃げられないよね。受けの勝ち。

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mosamosa さん

(－/－) 総レビュー数：650件

作家さん買い

2024年8月21日

作家さん買いです。主従関係の二人で、受けの幼い時からの待遇がかわいそうでした。スピン元も読んでみたいです。

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