ネタバレ・感想あり楽園の囚われ人のレビュー

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よかった
2019年12月5日
なんと言っても攻めがかっこいいです。軍人ものはいいですね。一途に執着してますが、受けの嫌がることは決してしない好青年タイプです。
成長し王の寵愛を失った稚児の悲劇
ネタバレ
2024年12月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 六青先生といえば健気受け!しかしながら攻めの行動にイラつくケースも多く要注意なのですが、本作の攻め様は一途で思いやりに溢れ我慢強く100点満点のスパダリでした。

酷いのは最初に受けを愛妾として囲った王様。成長期前の美少年が大好き、初物を食っては気に入らなければポイ捨てして彼らのその後の人生なんか興味ゼロという傲慢ぶり。受けはなんにも悪いことしてないのにホント酷い。
後宮が舞台なので、閨教育・身体開発・媚薬・宦官・他の愛妾からのイジメなどムフフ且つ昼メロな展開てんこ盛りでとっても良きです。(あっモブ…があるので地雷の人はご注意)

約20年前の作品ですが、古さは全く感じませんでした。「天輪の采配」とか「股肱の臣」とか聞き慣れぬ単語が沢山出てきて、先生のボキャブラリーが美しいです。陛下のアソコ=「陛下の尊い槌矛」ですって…ファ〜オ。

安心安全の攻め様だったのですが、いつものようなグゥッと胸に迫る辛さとか、攻めの理不尽への激情などが無くてスルスル〜っと読めてしまい、自分が実は六青作品のあのイラつく攻めに怒る展開が結構好きだったんやなと自覚しました。無いものねだりが酷い(笑)
心理描写が見事
2022年7月30日
不憫で健気な受けはいつもの事ですが、一途で健気な攻め!と言う、六青先生にしては珍しいお話でした。
受けが可哀想な目に合うのはいつもの事ですが、地雷な方もいるのかな。寸前で助けが来る事は、この先生では期待出来ませんからね〜
不憫受け
2018年7月16日
元々持っていたものを失ってしまった後も健気にというかすがるように王を慕う受けが見ていていじらしく、でも生い立ちを考えると行動や思考にも納得がいくなという感じでした。途中頑なだなとも感じますがその矜持もかわいそうに感じてきます。また、それぞれの視点で書かれてる部分もありその思惑が交錯して面白かったです。
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青山さんらしい不憫受けのファンタジーもの
2017年10月2日
受けの境遇と攻めの片思い展開がとても切なくもどかしかったです。個人的にこの作品の受けはあまり好みではなかったんですがストーリー展開や心理描写が巧みで引き込まれました。最高位にいた寵姫の受けが落ちぶれる展開や、愛されることを恐れながら葛藤を乗り越える描写など読み応えがありました。
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作家名: 六青みつみ / 白砂順
ジャンル: ライトノベル BL小説