このレビューはネタバレを含みます▼
気付けば「とりかへばや」まで行ってしまったくらい「蜜夜語り」がすごく良かったので、作家買いしてみました。
投資する事業の視察へ出掛けたまま帰って来ない父を待つ伯爵令嬢のヒロイン。
実は借金があることが分かり、それを助けようと現れたのが資本家のヒーロー。
前作とは違い、会話が軽快でコメディタッチな印象。
ただ、う~ん、「蜜夜語り」を読んだ方なら「あれ?」と思うほど、設定とかエロとかデジャヴュを感じるかも。
ヒロインは勝気で、二人は「喧嘩ップル」だそうです。
いろんな人が出てきて、もっとごちゃごちゃ盛り上がるかな~と思ったのですが、基本的には二人でイチャコラな感じです。
何となく先が読めるお話の流れで、引き込まれるほど面白くはないかな~。
あと、執事なんてほんと可哀想だった。
サイトの番外編でもフォローはなくて泣けて来た。
ただ、この作家さんの描くヒーローが好みで、前作同様、世話好きで甘やかしながらヒロインを苛めてくれるので楽しめました~。
受ける人には受けると思うけど、強くオススメする作品ではないです。
イラストはあんまり好みではなかったです。