ネタバレ・感想ありわが愛しのホームズのレビュー

(4.3) 7件
(5)
2件
(4)
5件
(3)
0件
(2)
0件
(1)
0件
二人はもだもだ、事件はスッキリ解決
2025年1月6日
同性愛が犯罪になる社会情勢を生き抜くアラフォー男性の愛と友情、あまり堅苦しくなく気軽に読めておもしろかったです。
いいね
0件
誰もが一度は考えたよね
2024年6月10日
ホームズとワトソンの関係。時代は折しもソドミー法でしたか、そんな法律があった頃。表立って距離を縮められない二人のもどかしさよ。ヤマダサクラコ先生のイラストがとっても素敵なんです!
親愛なるワトソン君、
2021年8月5日
「『シャーロック・ホームズ』といえば、小さい頃、犬の設定のアニメがあったよな〜……」レベルで、何も知りませんでした。序盤、あまりに雰囲気について行けず、ウィキペディアに駆け込みました笑。
二人の間に、秘密にすべきロマンスがあったはず……と期待して読み始めたものの、ゲイだと明るみになれば地位も名声も何もかも失うという当時の風潮がこれでもかと影を落とし、ロマンスからは程遠い、おふたりさん。。。
抑圧、絶望、混沌、、、終盤まで苦しい展開が続き、やっとやっと、ラストでほんのりロマンス風味が味わえました。まぁホームズのデレ具合は少し急な感じがして、文字にならないものを補完しながらでないと腑に落ちないところはありましたが。
いやいや、よかったね、ワトソン君。
「親愛なるワトソン君」、この呼びかけが形式的なものでも、ましてや慇懃無礼な皮肉でもなく、紛れもないホームズの心からの呼びかけだったと考えると、なかなか奥が深いですね。
いいね
0件
読み応えあり
2021年2月3日
シャーロックホームズを今まで読んだことがありませんでしたが ホームズとワトソンの関係が興味深く書かれていました。素敵な内容でした。
斬新な解釈でもないかもね
2017年2月12日
有名人なホームズ&ワトソンがBLに!と読まずにはいられません。数冊拝読したドイル氏の作中でも仲良くじゃれあってるかの様な場面もあるし、映画・ドラマと結構イジられてるんだなーと改めて思いました。男の友情大好き~からの…でホームズ読んだ事のある人は興味深く読めると思います。私自身コチラの解釈の方でも19世紀当時の性的趣向の重さがメインで精神的BLに少しホッとしてしまった。
ロマンス小説
2017年1月26日
海外作家さん。
なんと約20年ぶりの再刊。
最初はJUNEで連載されていたもので、
ずっと再刊を待ち望まれていた作品です。

シャーロックホームズは大好きなので全部読んでいます。
本作は、ストーリー自体の違和感は無いんです。

違和感がないのがBL的に違和感…というか
なんか、本当にありそうなお話なんですよ。
ホームズとワトソンの掛け算は、最近では結構な人がやっていますが
本作は本当に上手で、展開も内に秘める感じの深い想いが伝わります。
時代考証も出来ています。
ホームズ達の時代の同性愛は罪でしたから。
なのでワトソンがホームズに対する想いを偲ばせる事も、偽装結婚も
違和感無く読めます。
翻訳も本書との差を感じさせない上手さ。

ヤマダサクラコさんの挿絵も素敵。

BLのエロやラブ盛りを好きな方には物足りないかも。

ロマンス小説みたい。
BLの気持ちで読まない方がいい。
素敵な作品です。
あくまでも、パロディ的なお話です。
2015年12月29日
注意※ワトソンが密かにホームズに恋愛感情を持ってますので、聖典ファンやシャーロキアンを自覚されてる方には、全くおすすめしません。
ローズ・ピアシーさんというイギリスの作家さんが書かれたお話です。私は、聖典とか特にこだわりがない一般人なので、普通に楽しめました。雰囲気は原作に忠実な感じなので、ビジュアル的には、グラナダ版かSHERLOCK特別編のお髭ワトソンを想像してもらえば良いんじゃないでしょうか。
表紙のイラストが素敵だし、挿絵も少しあります。原作と同じく古めかしい言い回しはありますが、わりと読みやすく訳されてました。どうやら日本語版はずっと廃盤になってたらしく、今まで中古本は高値で取り引きされてたらしいですね。ちゃんと事件の謎解きもあるので、読み応えは十分です。この時代のイギリスでは、同性愛が悪(法律でも、世間的にも全く許されなかった)とされ、差別されていたので、必死に恋愛感情を隠そうと苦悩するワトソンが切なくて愛おしい物語なんです。同じ嗜好のメアリとの偽装結婚、ホームズの本音と嫉妬、マイクロフトの企みなど、基本的なストーリーは原作と同じなのに、登場人物の思いや行動の辻褄が合っていて『読ませる』作品です。原作ではワトソンが驚いて気絶した滝落ち後の再会シーンが、なかなか色っぽいことになっています。ちゃんとホームズとのハッピーエンドで終わりますよ。(そういうシーンはなく、いちおう健全な本ですので、ご安心ください)
レビューをシェアしよう!