「一番のライトノベルは?」
なんて聞かれたら、迷わずこの作品と答えます。そのくらいに、私はこれを素晴らしく思っています。
まず、ライトノベルらしさがあります。わかりやすい内容、読みやすい文章でサクサクと読めます。ライトです。一方で、日常系ではありますがぶっ飛んだことも出てきます。まさにライトノベルらしさがあるでしょう。あと、絵がとても良いです。
次に、物語の進行がきれいです。ちゃんと心に来るように、展開されていきます。身近でわかりやすいから、うんうん、そうそう、と思いながら読み進められ、最後にそのことがとても苦しくなります。
また、主人公はいますが彼だけの物語ではありません。皆が皆、思いを持ち、人生を生きています。それが、とても伝わります。欲求も渇望も満足も喜劇も悲劇も、すべての人が各々体感するものです。
最後に、アニメの出来が素晴らしいです。いやほんと、面白いんです。アニメというハードルの低いものが面白いというのは、大きな強みです。