ネタバレ・感想あり美しいこと 【講談社版】のレビュー

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講談社 版読了
ネタバレ
2025年4月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 木原先生の作品は 講談社から何冊か出ている一般文芸で挿絵がない 買ってからいつも気づくがっくり前作は記憶がさだかであれば 日高先生の絵だったような気がする買い直すか。。。
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これは最後まで読まなくてはモヤモヤする。
ネタバレ
2024年9月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ コミカライズを読んで、ここで終わり?とあまりにもモヤモヤしたので、原作を探し出し読みました。
ripika novel版 美しいこと→愛しいこと→愛すること

途中まで寛末さんにイライラしたのは間違いないです。
自分から気になると言い、松岡に近づいて仲良くなるのに結局男ということを受け入れられなくて離れる、その度に傷つく松岡がかわいそうで。
でも結局離れても気になり、再開した時に冷たくされてやっと自分の気持ちに気づく寛末。松岡を可愛く想えてからの甘さといったら、そこが読みたくて原作買ったので満足しました。
あとは、何度か離れられてしまった経験から松岡が寛末さんにずいぶん気を遣っているように見えるのでできることなら対等に2人がもっと幸せになる姿をもっと見たいなと思ってます。こちらは3巻で完結なのでしょうか?3巻の終わり的にはまだ続いてもおかしくない気がしたのですが。

できることならコミックシーモアさんでも原作(3部作)配信していただきたいです。コミック読んだ方は気になりすぎて絶対読む気がします 笑
ラスト一行まで切ない…
ネタバレ
2024年8月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 辛い苦しい切ないというレビューが多すぎて読むのを長いことためらっていた一冊です。『美しいこと』を読んだ限りでは確かに辛いという言葉しかありません。なんて苦しい恋なんだろうという感想しかないです。これまで数多のBLを読んできましたが、そのどれとも違いました。絆されてとか流されてとかのご都合主義的な甘さは一切なくストレートの男のあまりにも容赦ない拒絶だった。「こんな気持ちから早く助けて」と泣く松岡の心の叫びにも全く気づかない鈍感な寛末をズルいと思いました。ふんわりと余韻の残る美しいラストでしたが、でも現実はこんな美しいままで終われるはずはない。寛末はこの先自分の気持ちに一体どうやって折り合いをつけるつもりなのだろう。二人の心の真実を情け容赦なく暴いてほしいです。ここで終わってしまってはファンタジーです。シーモアさん、どうか続編の配信をよろしくお願いします。
好きになってしまったからどうしようもない
ネタバレ
2024年3月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 好きになってしまったからどうしようもない、これが木原先生の作品の通奏低音。どんな嫌なやつでも酷い目に合わされても、好きになってしまったから、追いかけてしまったり諦められなかったり、ふとなんでこんな奴に、、、と悔しく思いつつ惹かれてしまう。
ストレス解消でしていた女装姿のときに助けてくれた完全ノンケの寛末が自分を好きだと知り、一途さに心解されて好きになってしまった松岡。両想いかと思って女装を打ち明けたら完全に拒否されて、、それでも追いかけてしまう。
普通ノンケがそう簡単に落ちませんよね、そう、このお話、一巻だけではおさまりきらないんですよ。講談社文庫版は「美しいこと」のみ出版されてますが、本来ならシーモアさんでは取り扱ってないRipika novel版(しかも日高ショーコ先生の挿絵)の三部作「美しいこと」→「愛しいこと」→「愛すること」で完結します。(最大手kで買えます)
美しいことは松岡視点、愛しいことは寛末視点、愛することは松岡視点で書かれてて、「愛すること」では臆病になってしまった松岡がもうかわいそうでかわいくて、愛すること〜のラスト以降でもたっぷり愛してあげてね寛末くん!!!って背中激押ししてやりたい。

講談社文庫版「美しいこと」も買ってざっと読みましたが、番外編「時計chapter1」が収録されてません。(Ripika novel版の「美しいこと」に収録あり、ただ講談社版にはなかった誤字脱字を2箇所気づいてしまいました。)
大好きです。
ネタバレ
2024年2月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 受けの健気さがたまらない。読んでいる最中のほとんどが胸が苦しいという状態でした。なぜこんな苦しい恋をしなければならないのか、松岡さんの苦しみがとても伝わってくる文章でした。素晴らしい小説です。
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珠玉…
ネタバレ
2024年2月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ BL小説では個人的に断トツこの作品が好きです。
もう痛くてしんどいんですが、何度でも読み返したくなります。日髙先生の挿し絵の本作が最高にマッチしてました。まず、アンハピ嫌いな方にはおすすめしません。こちら、続きがペーパーであって、そちらでようやく成就するので。あとは、攻めが無意識の非情です。もう、受けがかわいそうで、胸が痛くなる。なのに一途で健気で。だからこそ、これにプラス愛することっていう続きを読む時間までが珠玉でした。痛くて切なくて、忘れられない一冊です。
木原先生の作品はBLで括れない、心の機微が散りばめられています。
続きを他所のサイトで買うぐらい良かった!
ネタバレ
2023年9月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ この作品だけでも未来を色んな形で想像出来て良かったんですが、この続きが2冊あって、思ってたのと違う方向に行くんですが、最後はハッピーエンドで凄く良かったです。楽しめました。特にシーモアで出してない残りの2冊が良くて何度も読み返してます。
続きが読みたい! ハマりました!
2023年7月31日
ハマりました。松岡の心の変化が見事に書かれていて読んでいて切なく共感もできる素晴らしい作品だと思います。続きには寛末の気持ちが細かく書かれているそうで読みたいと思いました。是非コミックシーモアさんで愛しいこと、愛することを取り扱っていただきたいです。
人の心を打つ文書力が凄く上手い。天才だと思う。
3冊全部読んでの感想
ネタバレ
2023年1月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「美しいこと1」「愛しいこと(美しいこと2)」に加えて、一昨年改めて電子で発売された「愛すること(美しいこと3)」もまとめて読んだ感想です。寛末がひどすぎるというレビューをたくさん見かけていたので覚悟して読み始めたのですが、むしろ自分が寛末だったら(異性愛者でずっと相手のことを女性だと信じ切っていて、その人のことを本気で好きになってしまっていたら)、真相を知らされてかなりショックだろうしすぐに受け入れられないのもわかる…と思ってしまいました。でも松岡がすごく健気で好感の持てるキャラクターなのでどうしたって徐々に松岡寄りになってしまうし、いつまでも曖昧で思わせぶりな態度とったりもする寛末にイライラしてくるのは確かです 笑。途中ものすごく切なかったけど、最終的にハッピーエンドで大満足の作品でした。このシリーズは3冊目まで読まないとすっきりできないと思うので、ぜひシーモアさんでも取り扱いを開始して頂きたいです!
面白かった!
ネタバレ
2023年1月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ こちらの講談社版ではない方のホリーノベルの3冊全部読みました。
レビューに3冊目が入ってないと書いて下さった方に感謝です!ありがとうございます!
3冊目がないと松岡が可哀想過ぎる!!
廣末許さん…!!!
3冊目があってもほんとに大丈夫??
また拒絶されない??
と疑ってしまう…

廣末酷いよ…
そんなにダメ??
こんなに好きになってくれる人いないよ?
と言ってやりたい…
面白かったけど!!
松岡は一体何キロ痩せたのか…
木原先生大好き♡
切ない片思い
2022年10月1日
痛さは無いのですがとーっても切ない恋のお話です。女装している松岡に惚れた寛末。松岡は男とは気付かないほど美しいんです。寛末は野暮ったいけど真面目で真っ直ぐなんて言うかバカ正直で堅物で、、、。松岡は人の気持ちがわかり気を使う優しい男。なんかもうひたすら切ない展開です。どっちが切ないのか?!ちょっとこれはもしかして?!と期待できる終わり方が秀逸です。が!どうやらこの続きが電子でもあるようで即購入しました。「美しいこと2・愛しいこと」「美しいこと3・愛すること」大満足です。2人の行く末を見届けたい方は是非!
皆様のレビューを参考にしました
ネタバレ
2022年9月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ コミック既読後、2人のその後をなんとしてでも読みたいとジタバタしていた矢先に偶然にも探していた作品を見つけました(別媒体)。はやる気持ちを抑えつつ、様々なレビューを参考に講談社版ではなくRipika novelの「美しいこと」「愛しいこと」「愛すること」の3点を読みました。
レビューを信じて良かった、もう最高でした。コミックや「美しいこと」では松岡目線しか読めませんが、ノベルの「愛しいこと」では寛末目線が、「愛すること」ではこれまで胃が痛むような思いをして2人を見守ってきた我々へのご褒美のような穏やかな2人がいました。だからでしょうね、消化不良もヤキモキした気持ちも起こらず木原作品にしては珍しく途方もない幸福感で心が満たされています。
講談社版の評価は人それぞれですが、レビューをしこたま読んで思ったことは2人をちゃんと見届けたいなら3冊を手に取った方がいいという事。せっかく双方の視点を1巻づつ丁寧に綴られているのなら読まないなんて勿体無い。そこにはノンケの2人が堕ちた同性への想いがとてもリアルに綴られています。良い悪いではない、もうどうしようもないというコントロールが効かない想いに苦悩する姿が生々しいです。狡くて卑怯でみっともなくて、だけどこれは紛れもなく純粋で正直な恋愛小説でした。
講談社版のレビューに載せるのは躊躇いましたが、どうしても伝えたくて書きました。参考になれば嬉しいです。
心は同じ
ネタバレ
2022年1月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 辛い。苦しみがえがかれてます。人を愛すること、想いを伝えること。それは真摯な人の営みというべきか、たまたま。たまたま女装した時に出会ってしまった2人。松岡と寛末。女装してても中身は松岡という人間だ。そう、松岡は思っているけれど、はたから見たらそんなわけない。松岡はとてもフラットなんです。きっと。でも、それは寛末につながりません。きっと、大多数の人にとってそうだと思います。松岡の本来の姿が晒された時。思考停止してしまうとしても当たり前だと。そもそもが、松岡という人は俯瞰で見て自分が取るべき行動、いうべき言葉を話すことができます。世渡り上手。対して寛末はうそはつけないと言う。その点で相容れない価値観を持ってるとわかってしまう…。でも、会いたくないと思っていた2人が、共に時間を過ごすうちに変わっていくのです。寛末が。最後の逆手に取らないで…というセリフの先にある未来に光を感じると思います。中々苦しいふたりの心情ですが、それを見据えて読んでいただきたい。木原わーるど。
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痛い、心が痛い
2021年10月2日
コミック読後に原作へ。原作の言葉から受ける感情に更に心が痛く、苦しいと感じます。コミックだけでも素晴らしいし、読みやすいです。しかし、そこは原作、更に細かいところの描写もありますし、この原作があるからコミックも良いのよー。本好きには読んで損なし。でも、本が苦手な人にも読んで欲しい。言葉を脳内で咀嚼して、想像してしまうと…あーってため息。恋って人を良くも悪くも変えてしまう。木原ワールドにハマった。
心が苦しくなります
2021年7月14日
二人の心理描写が美しくて切なくて、とてもいい作品です
心が痛いほど苦しくなるのに何故か何度も読み返してしまいます
終わりがあまりに唐突だったので気になって色々調べたところ
続編もあるとの事
随分前に発行されてましたが、発行部数も少なく入手困難のため是非とも続編の電子化をお願いしたいところです
切なさを越して苦しくなりました。
2021年3月18日
恋の苦しみがすごく伝わってきて、切なくなりました。恋をすると人はここまで脆く儚くなるんだなぁと思いました。
胸が締めつけられた
2021年3月4日
先にマンガのほうを読み、とても感動したので原作を購入。当然ながら原作のほうが描写が細やかでした。マンガでの人物イメージが頭の中に残ったままでしたが逆にそれがまたしっくりときました。
一言でいえば純愛です。人が人として人を愛することの美しさ。でもそこには色々な壁があり松岡くんの切ない想いが痛いほど伝わってきました。とても胸をうつ作品ですので多くの方に読んでいただきたい。
講談社では「愛しいこと」「愛すること」をまとめた続編をぜひ出していただきたいです。
既刊は廃刊のようで購入できませんし、中古は馬鹿みたいにお高いです。
そしてできれば電子版で揃えたいのでぜひお願いしたいです。それくらいに胸を打つ作品でした。
講談社さん宜しくお願いします。
切なくて胸が苦しい…
ネタバレ
2021年3月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ はじめは、松岡が優しさからとはいえ嘘を重ねていき、寛末が夢中になっていく姿に、残酷さを感じましたが、途中からは松岡の懸命な必死な姿にすっかり感情移入してしまい、とにかく寛末と松岡のハッピーエンドをひたすら願って読みました。結ばれた先のラブラブの2人が読みたいなあと強く思います。
人を愛する気持ちの美しさ
2021年2月4日
線路を挟んだホームのこちら側と向こう側。踏切のこちらと向こう。まるでふたりの葛藤そのもののようです。駅のホームで涙をこぼす松岡が不憫で一途な思いが切ないです。女装して男の鎧を外して癒されていただけが恋に落ちてしまうとは。一方、寛末の苦しさもそりゃそうだよなと思う。偏見というより性別も含めて相手を認識しているのに違ったけど同じ人物といわれても寛末にしたら失恋と同じようなもの。木原先生の作品は「人を愛する」とはどういうことか問うような仕掛けが多い印象です。何をもって愛なのか。人によって答えは違うのにひとりでは「人を愛すること」はできない。寛末の不確かな気持ちがいつか松岡と寄り添える思いになるといいなと願わずにはいられません。
続きを〜
2021年1月6日
結末が余韻のある終わり方というか、モヤモヤします。続きがあるのなら、ぜひぜひ読みたい!
美しい‥‥
2020年10月1日
他者を愛するということ、美しい、美しい物語。表紙絵も秀逸。

主人公視点でお話が進みます。作者の丁寧で巧みな心理描写ゆえ主人公に激しく感情移入してしまい、読者の私まで相手の寛末さんに恋してしまいました。寛末さん、見目は冴えなくてダサくて全然かっこよくないのに、優柔不断でイライラさせるのに、まっすぐで繊細で律儀で、何でこんなにかっこよく思えるんだろう。自分の過去の恋愛まで思い出してキュンとしたり切なくなったり悲しくなったり心を揺さぶられました。相手が自分を好いていない現実とかね、認めたくないよね、主人公つらたん‥。結末も主人公たちらしくて大好きです。
何という文書力
ネタバレ
2020年5月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 好感を伴う感情を持たせてくれる作家の方はたくさんいますが、こんなにも喜怒哀楽を持たせてくれる作家さんを他に知りません。
腹が立つ、けれど現実的
幸せになれる事を期待しても
果たしてハッピーエンドになるのかと不安になる

読み終わった後に
この2人を見届けて良かったと思いました。
一気読み
2020年5月27日
一気に読みました。それぞれに共感するところがあり、それぞれの痛みをおもい引き込まれました。なんか純粋さって残酷。はじめて読んだ時「愛しいこと」の存在を知らずに講談社版を読んだのですが、余韻がある終わり方だなと思いました。
じれったいけど純愛
2020年1月14日
hollynovelsの方を読みましたが販売されていないためこちらにレビューを書きます。「美しいこと」は立場が逆転した後の松岡がかわいそうでした。二人とも夢のような時間を過ごしたのに我に返った寛末の行動がひどい。いたたまれない気持ちを抱えた松岡の心情を思うと寛末が鬼のように見えてくる。無神経で鈍感で優柔不断な男をさりげなくフォローしているのに!ここまでくると松岡も気持ちが冷めないのかな?と思うけど惚れた欲目でそう見えるのかもしれない。「愛しいこと」は読んで良かったです。そんな松岡が報われる話だから。と言っても大部分は「美しいこと」と同じでウダウダしていますが笑。
なんてなんていじらしい恋なんでしょうか!
2019年12月24日
繰り返すシーソーゲームのような2人の感情のすれ違いがもうたまりません。すっごく感情移入できたし面白かったです!
そして どうやらこの本の続きもあるようですがシーモアでは未配信のようで読みたくてのたうちまわっています。 シーモア様、なんとか…何卒何卒配信よろしくお願いします!!!
木原先生の痛さが最高!BL小説家の巨匠
ネタバレ
2019年10月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 木原先生の作品はとにかく感情移入させられやすく、シンクロ率がすごい。そして痛い痛い。肉体的にも精神的にも痛いのですが、この痛さが好きな方にはたまらないです。
こちらの作品はBL出版と文庫本化があるようで、シーモアでは文庫本化されたほうを販売しています。本編終了後も本来は「愛しいこと」という短編が収録された下巻もあるようです。(BL出版)話によるとラブラブな内容ということで、これを抜くなんて許せない!と激怒なさるファンの方も多いようです。個人的には結局どうなったのか、という曖昧な終わり方にも美しさを感じるのでこれはこれで良いのでは。
胸がキュンとなります
ネタバレ
2019年7月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ ちょっとしたストレス発散のために女装をして、そこからズルズルと継続してしまう。嘘をついている事に後悔し、どこかで本当のことを告白したい気持ちが切なかったです。
せつない・・・
2018年12月14日
受けが切なくて切なくて、続きの巻でハッピーエンドになってほしいです。
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初の木原作品
2018年9月3日
私が初めて読んだ木原音瀬先生の作品がこちらでした。だましていることから始まる関係、男同士であるという葛藤…。木原先生の書く人間模様が好きなようで、「あ、この作品いいな」と思う漫画も原作が木原先生であることも多々あります。おすすめの作品です。
講談社版をおすすめします
ネタバレ
2018年1月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 『美しいこと』は二つの出版社から発売されていますが、講談社版は一巻完結で600円。
一方、Holly NOVELSは上下巻で合計1,600円(一冊800円)。
講談社版には後日談が載っていませんが、読んでみて物足りないと感じたのなら、あとからHolly NOVELの下巻を追加で買えば事足ります。それでも200円安く済みます。
媒体は電子書籍ですから、本棚に並べるわけでもありません。
特にレーベルへのこだわりがない方なら、講談社版をお勧めします。
ちなみに私は講談社版のみを購入しましたが、後日談まで読もうという気は起きませんでした。決してつまらなかったというわけではなく、むしろその真逆です。これ一冊で完成されている、心からそう思えるお話だったためです。とても美しい結末でした。
注意!続編収録なし!BL原作の改稿作品。
2016年12月11日
私はコチラの講談社版ではなく、元の作品であるBL誌蒼竜社の上下巻バージョン(以前シーモアで電子で双方配信、購入→現在配信停止!!泣)で読みました。
全く同じ内容ではないらしいので、案内を兼ねての投稿です。

本作は、同タイトルの上記のBL誌上下2巻(Holly NOVELS出版)を少し?改稿し、一般文庫化し1冊にした作品だそう。

講談社版は日高ショーコさんの挿絵もないし(普通の単行本化は同出版社のはず、もちろん挿絵も同じ)何かオカシイ?と思い買う前に散々調べましたが、他サイトの読者投稿でやっとその違いの情報がありました。

(投稿情報なので確かではありませんが)
*講談社文庫版では”続編の収録はない”。
*原作を少し?改稿したもので、内容を削ったり省略したりはないから大きな変わりはない。
らしいです。

大手の一般文庫化な改稿だから、BL要素が落ちてるのかな??など勝手に想像してしまうのですが、その点も定かではないです。
(*講談社文庫は一般書籍でBLレーベルではない。だからこんな安いんでしょうね)

読者層をいとわず、一般向けとして読むなら格段に割安(に見える)講談社版でも良いのでしょうが、作者さんファンの方、BLとして読むなら上下バージョン(美しいこと→続編愛しいこと)→後日談小冊子愛することで、3タイトル完読できる方が後悔がないかも。

美しいこと、では余韻の強い”希望ある”エンド。
上下バージョンには収録の続編、愛しいことでは寛末視点での話になります。
ここでもまだ、主人公が切ない。。
後日談小冊子愛すること(別刊行)が、すごぉーく良いらしいです!
(この愛することまで読むことを、皆すすめてます!)
私はまだ読んでませんが、この小冊子愛することは続編愛しいことの直後からの後日談になってました。
(ebook試し読みで確認済)

講談社版に続編が収録されてなければ、愛しいことが読めなくなります。
(調べた中で、愛しいことの単独刊行はないっぽい)

購入にあたっては注意が必要です。
確かな違いと選ぶ判断は、各個人でお願いします。
私はBL原作で読みたいのと、確実に続編も収録されてる蒼竜社上下2冊版のほうで読みました。

残念ながら!!!
小冊子の愛することは、シーモアさんでは電子発行がない(泣)。
(他サイトでは電子あります!ebookとか)
完読したい方、シーモアにリクエストしましょー!!!
全部読んでのレビューです
2015年11月30日
1度読んでみたいと思っていたBL小説。しかしイマイチ本屋のどこを探したら良いのか解らず(あくまで紙派)、やっと講談社文庫の「箱の中」と「美しいこと」を読みました。
感想、すごく良かったー!
比べるのもなんですが、私は「美しいこと」にハマりました。小説もいいですね。かっこいい松岡と冴えない男、寛末のお話なのですが、想像力程世界を広げるものはないなと思いました。いくら心情を感じても、漫画だとやっぱりどうしても絵の力は大きい。冴えない男でも、やっぱりかっこいい男だし。しかし、小説だと具体的な表情は解らないけれど、解る、解るんですよ。かっこいい男と冴えない男。勿論それは木瀬さんの技量だから想像力を広げさせてるんだとも思うんですが。
(勿論コミック、絵だけで泣けちゃうのも、ドキっとするのもいっぱいあります‼︎コミックも好きですけど‼︎‼︎)

今回のこのお話、ネタバレなしで是非読んで欲しい。講談社文庫は途中で終わっているのですが、是非とも2話目の「愛しいこと」まで読んで欲しい(このお話は講談社文庫にはありません)。最初は講談社文庫だけで、途中迄でも満足してたのですが、「『愛しいこと』を読まないと終われない」と他の方のレビューを読み、探して探して読みました。いや〜確かに講談社文庫だけじゃ終われないです。
優しいけどすれてない分無神経な寛末、カッコよくて気も配れて心根が綺麗で優しい松岡。2人とも本当不器用。いや、好きだから、真剣だからこそ2人とも不器用なのか。
心から応援したくなる2人です。

読みやすいので1日あればあっという間に読めます。
まだの方は是非ともです!!
松岡がかわいそう
ネタバレ
2015年10月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ BLを読んでいるというよりは一般の小説を読んでいるような感覚になりました。
どうしても松岡に感情移入しながら読んでいるためか寛末に途中からイライラしてしまいました。完全なノンケの反応としては当たり前のものかもしれませんが無神経さに腹が立ちました。
もっと松岡に幸せになってもらいたい、希望を感じさせる終わり方でした。
美しいことの下巻に少し続きがあるようなので読んでみたいです。
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いたいけど好きです
2015年5月23日
相手をだますとこから始まったせいか前半はもう心が痛くて辛くなります。読みたくもなくなります。でも後半はさすがですね~。木原作品は全部読みましたが、初めて読んだこのお話が一番好きです。
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ズルい男たちの物語
2022年7月24日
木原作品読了2作目です。前半は続きが気になり、ワクワクしながら読みましたが、後半はひたすら苦しくて、でも最後は希望のある終わり方という印象でした。決して悪い終わり方ではないのですが、BLは途中が苦しくても文句無しのハピエンが多いので、さんざん苦しんできて何とも言えない中途半端なエンディングなのは、少しモヤっとしますね。レビューを読んだら、実は本家BL版には続きがある。そして完結版がある。とのお話だったので、そのコメントだけでも安心しました。このお話で印象的なのは、「美しさ」よりも「ズルさ」ですね。優しいがゆえの「ズルさ」、愛されたいがゆえの「ズルさ」。その「ズルさ」が描かれているから、「美しさ」も際立つのでしょうけれど。ファンタジーではなくリアルな恋愛が描かれているので、辛い失恋を経験した後に読むと心を抉られるかもしれません。また「いくら完璧な女装でも体格が良ければ男だってわかるだろう」「手もごついだろうし、触った時とか抱きしめた時に肉や骨の硬さがわかるし、明らかに女性とは違うだろう」とツッコミどころが多々あります。実際主人公の体型はコミカライズ版を見る限り背が高くてガタイも良いので「これなら女装しても普通に男だってバレそうだ」と思いました(笑)。小柄で中性的だったらもっとリアリティがあったと思います。しかし、その違和感を差し引いても面白い物語でした。
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※Ripika novel版がオススメです!
2021年1月5日
※Ripika novel版だと挿絵付+こちらには入ってない短編が収録されているのでそちらがおすすめです。
コミカライズ版の上巻から先に読んだのですが、やっぱり小説版の方が圧倒的に面白かったです。
心理描写がていねいですね。主人公の松岡に深く共感して切なくなり、寛末の行動に逐一ヤキモキさせられました。
泣いたぁー
2019年6月6日
終始受け目線でストーリーが進むため、受けの切なさや健気さに涙無しでは読めないんですが、こちらも受けと一緒に号泣して『山場だぁ〜』と思っておりますと突然バッと終わってしまい、あまりの終わり方に驚きすぎて零れてた涙も一瞬で渇いてしまいました( ´;゚;∀;゚;)
そして『これ絶対続きあるよねっ!?』とレビューを見ていたら、何やらこちらの講談社さん版では続編が収録されてないようで…。
では、と他サイトで下巻とそれに付いていた小冊子を電子書籍化していると言われているページへ飛びましたら、エラー表示もされず真っ白のページになるだけ。
電子書籍でその小冊子を読んだ方のブログで感想などをチラッと見てますと今年の4月(2019年4月)までは配信していた様子。
なぜ今は読めないんだろう?小冊子自体にプレミアが付いているから??そもそも期間限定配信だったの???コミックシーモアでは続編は配信してくれないままなのかしら????


とにかく、続きが読みたいで!!!!!
レビューで教えて貰えて
2018年7月24日
こちらを先に読みました。本当に一般小説として出来上がっていて文句の付けようがない作品だと思いました。松岡の女装はイラストで見てみたい気もするけれど、自分好みの彼等を想像するのも良いかな。
BL小説
ネタバレ
2020年3月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 講談社文庫ですが、BL小説です。間近で見ても完璧な女性に見えるくらいの女装というのは、実際にはどういう感じなのだろう? と思います。切ない話でした。
いいね
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ウソやん…
ネタバレ
2019年11月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 文句なしに素晴らしいこの作品は、『美しいこと』『愛しいこと』(蒼竜社版の下巻収録の書下ろし続編)『愛すること』(小冊子、eBook等で配信。シーモアは未配信。愛しいことの後日談)でスッキリ完結するのですが、講談社版は『美しいこと』のみの収録……なんですね(涙)。ウソだろ。ウソと言って。だって、更に拍車がかかった寛末のヘタレ具合も、涙が出るような松岡の健気さも、そこからの大逆転とか、その後とか、その後の後とか、アレとかコレとか、読まないとでしょ〜!大きな世話だけど……そして蒼竜社版 配信停止の悲劇(2019年2月)。。。小冊子版までひっくるめて再販するための配信停止だと信じたい。
このエンディングは酷い
ネタバレ
2020年8月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 犬井ナオさんの漫画連載が始まったところなので、原作を先に読みたいと思い購入しましたが、ストーリーの中途半端感がどうしてももやもやしましたが、一般小説として売られているバージョンだったんですね。
原作は上下巻あり、こちらは下巻の冒頭部分までの収録となっているようです。
そして、舞台化された部分もこの本のエンディング部分までとなっているようです。
ここで終わっている方が、実際にはリアルかもしれない。性別を超えて人を好きになることがそんなに簡単にはいかない…というのは理解できます。でも、主人公の松岡君に感情移入してしまう読者としては読み進むごとに辛すぎる。あのエンディングでは松岡は寛末を忘れることも振り切ることもできないでしょう。木原先生の圧倒的な表現力で読み手の心にナイフでザクザク心臓を刺されるような自分のメンタルまでやられるような残酷さがありました。自分の過去の失恋経験まで走馬灯のように思い出して、寝れなくなるほどでした。
シーモアさんHolly Novelsのバージョンも電子化してください。ここで終わってしまっては辛すぎます。
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作家名: 木原音瀬
出版社: 講談社
雑誌: 講談社文庫