ネタバレ・感想あり霧の楽園のレビュー

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仄暗い2人の世界
ネタバレ
2025年5月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主従関係がいいなぁと読み始めたけど、そんなもんじゃなかった!!
想像の斜め上行く展開に途中で気付いたけどそれがとっても好みで良かった
裕太郎と学、どっちが執着しているのか、いや誰が祐太郎に執着しているのかって事なんだろうな

これは痛みから辛さから逃れる為にとった人間の限界が起こした病なのでしょう
それを含め愛している祐太郎は誰にも止められないでしょうね
学がどこまで認識しているのかわからないけど、祐太郎は学が誰であっても愛すのでしょう、狂おしいぐらいの愛があってもいいじゃないと思わせてくれた作品です

誰も邪魔させない!という強い意志が大好きです、どこまでも2人の世界で生きて下さい
学はこのまま祐太郎に愛し甘やかされて満たされていつか1人になってくれたらいいな…
「楽園へ」「葵の手紙」この読者の曖昧なもやもやした感情をしっかりしたものにしてくれる構成に読後はスッキリしました
ツボりました
ネタバレ
2024年5月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大正時代、主従関係、幼馴染、密閉された「館もの」…等と自分の好きなものがたくさん詰め合わさった作品でした。
特に闇病み系溺愛執着攻め様とか最高…。受けとの絡み含め関係性も良かったです。攻め様がちゃんと努力して、権力財力を持った上でじわじわと綿密に、受けを「煙の館=霧の楽園」に囲い込んだのがぞくっと歓喜に震えました。2人の愛の巣を妹ちゃんみたいに少し覗き見してみたい。この2人をもっと見たい。。
お話もミステリー仕立てで、ずっと先が気になる展開で一気読み。結末が分かるとすぐ二周目しちゃいました。二周目した後も色々想像する余韻があり楽しめました。
感動!
2024年5月6日
ストーリーやばないか?次に次にってめくる早さが止まりませんでした。先生ももちろんですが挿絵の方も最高です。
なお、ストーリーを楽しめました!
ラストは2人にとって幸せなかたち
ネタバレ
2023年11月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ ミステリー要素もあり、読んでいて、もしかしたら、って想像した事が、ラストの裕太郎sideと葵sideで確信に変わりました。現代なら治療可能でも、この時代の学のような人は生きにくかっただろうから、裕太郎の狂気的な溺愛で守ってもらえて、学は幸せなんだろうなぁと考えさせられました。学の父親の行方だけがハッキリしないけど、学が夢の中で穴を掘るシーンがあるので、そうゆうことなんだろうな、と。裕太郎が学にここまで執着する理由が分かれば、色々な意味で深く愛されてるなぁと思います。また最初から改めて読みたいです。
縁の目には霧が降る
ネタバレ
2023年5月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 冒頭から受けへの好意もあからさまに常にフルスロットルなスパダリ攻めに対して、いつも心許なげで気持ちを明確にしない未成熟な主人公にまずモヤる。全体を流れる不穏な空気や口調や妙な艶っぽさなど無視できない違和感を感じつつ、物語の核心に触れるとやはり丸木先生らしく闇多めでした。近親相○がなかっただけ良かったかな…えっ…なかったよね…。攻めだけが知る受けの愛してやまない正体というか不完全さは間接的にチラ見せされただけにとどまり、本当の初めては誰verだったのか何人いるかとか、真相を含め全てを明かさないスタイルに一層作者さまのファンになりました。
はぁ〜最高です
ネタバレ
2022年10月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 本当、丸木先生&笠井先生は最高。
イラストだけでもご飯10杯おかわり出来るのにこの執着ドロドロ愛でしょ。
たまりません。
子供、女性の時の睦具合も描いて欲しい。
続編出ないかなぁ〜読みたい。
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楽園はどこに
2022年10月5日
依存している二人にとって最高の結末だと思う。挿入された葵の手紙が裕太郎の学への独占欲の秘密を示している気がする。
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楽園の整え方にご注目です!!
ネタバレ
2022年8月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 丸木先生と笠井先生のタッグは本当最高ですよね!いつ見ても惚れ惚れしちゃいます。この作品はまだ読んだことがなかったので購入しました。

いや〜…こわいですね〜…(^_^;)さすが丸木先生です。よく書き出しにこういう種のを用いられていて、ストーリーの流れを勢いづかせたり、その作品の匂いを出したり、それが伏線となったりしていて物語をとても面白くしています。しかもこの作品の場合は、単発的に要所要所に挟んでいて、それが大きな意味を持っているので理解できると全てがつながって腑に落ちますよ!
ただね〜重いんですよ。学の秘密とか、登場人物の行方も想像に難くないにも関わらず、タイトル同様ずっと霧のように暗いもや〜っとした雰囲気がつきまといます。真実を知りたい、でも知るのが怖い、気になって読むのをやめられない!と言った感じで、だから丸木先生の作品は中毒になるんだろうなと思います。
裕太郎は間違いなくダークヒーローですけど、学の全てを理解していて丸ごと愛せるのは彼しかいませんからね…。◯◯だから愛すというところが根本的に違うので、本当に深いなぁ…。どうぞ霧の楽園で幸せに暮らしてくださいとみんな口を揃えて言うことでしょう笑。

明るいハッピーものを好む方にはオススメしませんが、構成はもちろんのこと、伏線を回収しながらも想像の余地があり、その巧みさに圧倒されます。書き出しだけでなく終わり方もまさにアッパレで、中盤過ぎからのエロのオンパレードには 待ってました!と言わんばかり。「ゾクゾク系自分行けます!」という人にはぜひ読んで確かめていただきたいすごい作品です!!
いいですね病んでますね
2022年6月17日
箱根の館、始終ぞくっとする湿った雰囲気を漂わせていて素敵です。どちらも病んでてお互いがお互いを補完し合ってる、よくよく考えれば心温まるカップルかも?それを嫌々見抜いちゃう葵の上の観察眼恐るべし。丸木文華さん作品の中でも特に好きな作品の一つ
これは良いメリバ!!!
ネタバレ
2022年1月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 溺愛執着伯爵家一人息子祐太郎×父に蔑まされる哀れな奉公人学
舞台は大正時代、霧の立ちこめる館。霧のようにじっとりと息苦しい世界で繰り広げられる。
『学よりも学をわかっている』と意味深にいう祐太郎…。

きっとあれもこれも伏線なんだろうけどよくわからんという感じで展開されていくストーリーに惹き込まれ、最後葵の手紙で明かされた秘密でもう一度最初から読み直したくなる作品です。
学の重要な秘密を学本人は知らない&祐太郎の前でしか明かされないってところに二人のドロドロした絡まりが見えて良かったです。
最終的に周りはこの2人どうしようもねぇと冷めた目で傍観していますが、二人は幸せそうでなにより。

いやー、祐太郎に抱かれて自分の被虐心にも気づいてしまった学可愛かった。そしてそれに気づいた祐太郎が本来甘々に愛でたい系っぽいのに「お前の心情がわからないとでも?」ってわざわざ意地悪してあげるんですよ。優しい…。色んな学との戯れも見たかったなー。旅館で構ってほしくて出てきたタロウちゃんに「寂しかったのか」「おいで」って言う祐太郎がやっぱりあまーい!

鬱々とした世界観ですが、可哀想で可愛い学をひたすらにこねくり愛でる祐太郎と笠井先生の挿絵が甘さと美しさを加えて話を引き立てています。
丸木先生と笠井先生のタッグ大好き!

結局あの手紙は誰が書いたの?ユウタロウは祐太郎のイメージから作られたから同じ名前ってこと?ユウタロウに祐太郎は気づいているのか?
そんな感じで最後もモヤ〜っと終わるので尾を引きます。
353P、執着溺愛系
ネタバレ
2022年1月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 今回も良かったです(>ω<)丸木作品スバラシイ!スパダリヤンデレ攻めが美しい受けを溺愛する話。最後の葵の手紙でネタバラシです。あーそうだったのねと納得。えッそうだったの?!と驚く部分もあり。二人には幸せになってほしいなあ。イラストが作品の雰囲気に合っていて、エロくて素敵でした(*´ω`*)
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大正浪漫
ネタバレ
2021年8月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ ネタバレ注意なので、後書きを先に読まないように!
でも、タイトルと学の気持ちを述してるところを慎重に読めば、分かるかも。折檻されて記憶を無くす学。ずっと学の側にいた裕太郎。
マルキ文華先生の濃密な世界。それに美しい笠井あゆみ先生のイラスト。
良く、合ってます。お父さんの手紙は、本物だったのでしょうか…。
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再読必須の奥が深いライトノベル
2021年4月30日
サラッと読むと気持ち悪い印象の学。学以上に学を「分かっている」裕太郎。
祐太郎が執着する理由もしっかり書かれてます。
丸木先生らしいサスペンスミステリ要素と大正時代の時代設定を上手く掛け合わせた癖のある作品です。
丸木先生×笠井先生の組み合わせが好きな読者にはハマる一作かと思います。

奥が深いライトノベルです。
深い話でした
2020年11月23日
この作家先生らしい深い話でした。エロだけではない、最後はどこに向かってくのかと考えさせられる展開でまるで最後が読めない、
とにかく深い話でした。
依存と執着
2020年10月23日
レビューの多さで購入しました。最初から丸木先生の独特な世界観が漂いサスペンスもあり、霧に包まれて読み進めました。最後の「葵の手紙」で霧が晴れましたが、これから先も霧の中が二人の世界の様に感じます。笠井先生の絵はストーリーの相乗効果です。
ひょえーーー!
ネタバレ
2020年6月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ これはもうミステリー感覚でした。ん?え?と後半にかけて謎が解けていく感覚。読みたいのに読むのが怖い、、、最後にもう一度読み返したくなる小説です。ただ日頃から砂糖100%甘さのある展開が好きな私には少し系統が違う小説でした。
読みやすい作品
2020年6月20日
今作の執着溺愛の攻め様が大好きで、何度か読み返してます。イラストがキャラを5割増にしてるのです!!読みやすい文章で、お話も面白く、病み系の執着攻めが好きな方にオススメです。
濃密な世界観
ネタバレ
2020年4月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ じっとりとした文章で紡がれるエロティックさ

ミステリ要素とかはスパイスですね。
本筋はかなり素直。最後は攻めの視点が見たかったけれど今回の攻めはわりとカラッとしていたからそのままなのでしょう。
二人の世界を作り上げていく手腕に脱帽。
よかったです!
素晴らしい‼
ネタバレ
2020年4月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 丸木先生の作品に溺れてます。

素晴らしすぎる。
大正浪漫の話かと思ったら...
斜め上を行く設定に引き込まれました。
最初から最後まで裕太郎の学への愛しかなくて。
全ての文章が裕太郎の愛で出来ている。
裕太郎の真実と学の真実。
学の父親の件はたぶん思った通りの真相なんだろう。

丸木先生のBL作品はほぼ読んでます。
大ファンです。
全ての作品の登場人物になりたい。
素晴らしすぎる。
おもしろい
2019年12月5日
設定も、ストーリーそのものも、なかなか見かけない内容です。切なくて、怪しげで、どろっとした愛のあるお話です。
そっち?
ネタバレ
2019年8月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 重苦しく耽美。絵とストーリーがあっててどっぷり世界観に着かれます。攻めはダークサイド、受けへの愛は深い。
大正時代
2019年8月17日
お屋敷の若様執着攻×使用人美人不憫受。ミステリー調ストーリーと笠井氏の画風が良く合います。霧に包まれたお屋敷の陰鬱さが物語の謎めきを深める。闇病(ヤミヤミ)ですが愛ある丸木作品。
好きです
ネタバレ
2019年8月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家買いです。屋敷の主人(24)×使用人(22)。溺愛系執着攻が最高でした!ミステリー要素もあり、最初に読んだ時はよくわからないけど、最後まで読み終わるとなるほど、と。思わずもう一度見直してしまいました。
すごくいい
ネタバレ
2019年3月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読んでて先が気になって、もっと読みたいと思うほど引き込まれる作品は久々でした。学以外の視点での話も見たかった。最後の頃の絡みは幼い彼の名前ってことはでてきたのはたろうだったのかな?
ミステリー作品としても良質
2019年1月6日
時代背景が大正時代ということで、言葉の独特な言い回しも雰囲気があって良かったです。本編の学の視点からだと不気味に思えるゆうたろうの行動や感情が、最後まで読むと「なるほど」と思うところもありました。読み返すと一度目と違う印象を受ける作品でした。
パズルのピース
ネタバレ
2019年1月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 攻めも受けも歪さがあるけど、逆にそれが嵌まり合ってて互いを尊んでるのが感じられました。受けは多重人格ですが、たろうと菊子とゆうたろうと学の四人が居るってことで良いんですかね?そして、学の父親はゆうたろうが埋めてしまったんですかね?ミステリーを読んでいる感覚でした。
色んな意味で凄かった!
2018年12月9日
先が気になり一気に読んでしまった。一度では??と思う箇所もあり読み返してしまいましたが、レビューでの皆さんがいう、なるぼど!の意味が分かりました。ネタバレを見ずに読むことをオススメします。
病み具合、執着、トラウマの深さ、凄かった!ミステリー調でおもしろかったです。
あとがきは読まず、まずは最初から読んで。
ネタバレ
2018年10月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 笠井先生の絵がきれいだし(さすがです)挿絵も見れます。
時代物、身分違いのお話大好きなのでさっそく購入しました。

お話中、たろうや菊子など、??誰?という人物が出てきて、気になる~。
頭の片隅にこれらを残しつつ、どんどん読み進めました。学も裕太郎もなんか病んでるというか、もやもやしてますが、当人同士納得しているのならokかと思っていたら(旅行もしてていい感じだしね。)、最後の妹の手紙で「ええー!そういうことだったのー!」という事実が炸裂!たろうと菊子はそれか!

ミステリー好きなので、この融合は非常に満足です。
読書中は悲しげなBGM聴きながら一気読みしました。

疑問が2点。
学の心の中に出てきた棺桶のシーンはたろうや菊子他のこと?
学の夢で穴を掘るシーンは、庭師のお父さんを埋めた暗示?
気になりますー。
時代物+執着BL
2018年7月4日
しっかりとした構成、文章で作品を書かれる方なので迷わず購入。笠井さんの挿絵入りでお二人のファンなら間違いなしの作品です。今回、大正時代が背景ということで、その雰囲気もたっぷりです。登場人物毎に語られるストーリーを通して話が進むのでとても読みやすいです。要素としては時代物、主従、執着、病み、ミステリー、といったところでしょうか。最後のオチも攻が受に執着する理由としては納得。
さすがでした
2018年6月16日
表紙の絵がキレイ&丸木先生の作品ということで買って損はないと思います
星4,5。ナゾと含みのある展開
2017年6月22日
(小説)
さすが作者さん!
て感じ、病み系執着のお話がほんと上手だな~。
後半今まで予想させない状況をみせてラストまで面白かったです。

ぽやーっとした線の細い使用人の息子と、スパダリなハイスペックな当主の息子。
主人公がつかみどころがないフワーとした人だったけど、お話もそんな感じでつかみどころがなかった。
まさしくタイトルのように霞のかかった読後感。。
イメージとしてはあってるんですが、もう一歩しっかりとした形で種明かしのお話が欲しかった~。

それと前の方もおっしゃってますが、もうひとひねりあっても良かったな、ひねりな展開の上手な作者さんだけに(笑)。

ミステリーのような謎と含みをもたす進み方。
わかりやすいお話が好きな方には評価が低いかも。
ひねりのある展開やお話が好きな方にはオススメします!
雰囲気が好き
2017年6月8日
とにかく丸木先生の文が好き。いつも情景が浮かんでくるよう。執着なんだけど、学の全てを受け入れる大きな愛も感じる。
霧の中の謎
2017年1月14日
身分違いの幼なじみの恋愛。常に受け(奉公人)目線で語られますが、攻め(主人)の異様な執着の理由がちょっとしたミステリー要素になっていて面白い作品でした。
そうゆうことか!
ネタバレ
2016年10月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ そうゆうことか!と。途中から二重人格なのかな?とは思いましたけど、多重人格でしたね!とても面白かったです。そしてやっぱり執着攻めで。丸木さんの書く攻めがとても好きです!執着攻めが大好きなので。なので星は五つにさせていただきました。イラストもぴったりで素敵でした。
閉鎖的空間で広げられる耽美物語
2016年3月22日
舞台が大正時代であることと、主従関係にあることが物語の耽美さを際立たせていると思います。

すこしミステリー要素もあり、
「俺は、お前よりもお前の事を知っている」
といったようなセリフ等が伏線となり、物語の
ラストまでその意味はわかりません。

閉鎖的空間で行われる物語ですが、とても美しい話だと思います。
ラストが尾を引いて、もう一回初めから読んでしまいますね、
妖しい霧が漂う
2015年10月31日
大正時代の雰囲気をのミステリー調で、話の頭からワクワクします。
タイトル通り最後まで妖しい霧が漂う雰囲気が溜まりませんでした。

笠井あゆみさんの挿絵が作品の仄暗い雰囲気に凄くあっててステキです。
共依存
ネタバレ
2022年11月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大正時代。伯爵家の子・裕太郎×奉公人・学。幼なじみであり、明るく優しく頼れる存在の裕太郎。身分違いで遠慮する学を余所に、裕太郎に請われて肉体の接触も許してしまい……。当然周囲は二人の関係に眉をひそめる状態。
そんな中で学の父親が消息不明。裕太郎の妹・葵の妨害。学の母親が迎えに来るも時既に遅し。誰にも邪魔されない二人だけの世界を作り上げていく裕太郎。
どの人格の学が耐え切れず父親を……? 隠蔽工作は裕太郎? 最後は葵の手紙で種明かしをせず、謎や疑問を残したままでも良かったのかなと思いました。誰にも理解されずとも、もう離れられない共依存関係のメリバエンド。
大正ミステリの雰囲気が最高
2022年10月12日
攻めの財力、執着、愛が完璧です。受けのなまめかしい美しさもいい。物語の雰囲気がほの暗くて世界観にひたれました。
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なんとなくわかってましたが。
ネタバレ
2022年10月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ どちらも歪んでいました。
祐太郎もそうだけど、学もかなり。
そんな2人が共依存的な関係で、どこまでもエロくて、歪んだ愛がうずまいていて。
邪魔なものは排除。2人だけの世界。
闇を感じますが、個人的には好きかも。
イラストも美しかったです。
そして、文章もほんと艶かしくて、ドキドキしました。
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面白かったです
2022年5月12日
作者様が好きなので、セールのタイミングで購入しました。
最後までもやっと、スッキリしないところがあるんですが面白かったです!
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ミステリー
ネタバレ
2022年1月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2回読んでやっと理解できました。人格が複数あるのは分かったのですが棺桶のお話で考え私なりに納得させていただきました。学は裕太郎の言葉により新たに人格を作ってしまったのですね…棺桶が2個から3個へ。ユウタロウという人格を。そのユウタロウが…ていうことなんですかね。深いお話でした。学はたくさんの人格に支えられて生きてきたと思うと泣けてきます。お二人が何事もなく幸せに過ごせるように願ってます。
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すごかった
ネタバレ
2021年10月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ SALEにて購入。丸木先生のお話はしばらく振りに読みましたがあいかわらず濃かった。
章と章の間?に時折入る謎の文章に大方の予想はしていたのですが…思ったよりもすごかった。
大正時代の新華族の嫡男の裕太郎×幼なじみで下男の学。
母に捨てられて実父から毎晩虐たいを受けている学を唯一庇って可愛がる裕太郎。
身分違いや男色というだけではなく、読んでる途中からどこか歪んだ愛情を感じます。
裕太郎はいつから全て知っていたんだろう?
行方不明になったあの人は明確な記載はないけど、きっと彼が(彼らが?)手を掛けたんだろうなぁ。
周りからは理解されずともお互いが良ければそれで幸せなのかな、背徳感がヤバい。
どことなく背筋が凍るようなお話でした。
仄暗いラストに余韻が残る
2020年10月28日
ページ数が結構あるのに「読むのが速くなったんじゃないか?」と錯覚するほど、スラスラ読めました。これは単純に好みの話ですが、攻めの執着と溺愛のほうが凄過ぎて、受けの恋愛感情が弱く見えるので、感情移入がしにくかったです。身分のせいもあり、受けからは攻めに対しての戸惑いと遠慮ばかりが強調されていて、行為の時は燃えるけれども、普段から恋心があるようにあまり感じられません。物語はミステリーとかホラーに近いような作風で完成度が高く、エロも濃厚なのですが、イマイチ気持ち面での盛り上がりに欠ける気がしました。身分違いなのにどうしようもなく惹かれてしまう...とか、もう少し序盤から、受けから攻めに対する恋情が描かれているほうが好みでした。とはいえ、攻めの執着の理由が最後に明かされた時は胸が切なくなりました。笠井先生のイラストは物語に非常にマッチしていて、今まで拝見した挿し絵の中でも上位に来るほど気に入っています。
読み進めると不穏な空気になってく
2020年10月18日
この作者さんの書く、執着スパダリ攻め×一癖ある受けが大好きなので買いました。最後に種明かしのある作風が持ち味なので、読みながら何かあるよね‥と思ってたらやっぱりあって期待を裏切りませんでした。欲を言えば、真相がわかったあとの後日談を読みたかったなぁ。でも相変わらず一筋縄ではいかない展開が面白いです。
面白い
ネタバレ
2020年6月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 章の始めの子供や菊子の言葉と瞳が万華鏡の意味が最後こう繋がるのかと読んでいて面白かったです。楽園での2人も見てみたかったですが葵の目線での手紙を読むとゾクゾクして良かったです。
大正時代設定
2020年2月26日
設定した和と洋の幕間の様な大正時代が良かった。セピア色で霧に立ち込める箱根の館を容易に想像出来るだけでなく、登場人物もフィルム映像で流れ出てくるかの如く動きまわり、囲われた枠の中で生きている様を写実に読む事が出来ました。丸木ノワール堪能しました。
お耽美でした。
ネタバレ
2019年10月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 時代設定から、登場人物から、舞台背景から全てが耽美!ちょっと薄暗い雰囲気に執着と狂気が複雑に絡んで、推理小説のような読後感でした。ただ、ページ数の都合か、父親の失踪に関する人格について、説明不足なんじゃないかと思いました。
おもしろい
2019年8月20日
時代物はあまり好きではないけれど、ミステリー仕立てで面白かったです。作品の怪しい雰囲気に、笠井先生のイラストがすごく合っていてよかったです。
雰囲気がいい
2019年7月19日
霧に覆われた洋館、大正時代、身分制度にミステリー。作者様の醸し出す雰囲気に端麗な絵が相まって引き込まれます。
ネタバレ注意
ネタバレ
2019年5月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ ストーリーは、

受けが多重人格。攻め様の名前を持つ人格で父親を殺して埋めてました。って話し。



それはいいんだけど。読んでて気になったのは屋敷の養子とはいえ跡継ぎである攻め様はなぜ、受けに暴力をふるう受けの父に暴力を振るわせないようにしなかったのか。できなかったのか。

これが、納得できませんでした。
どなたかレビューで解説してください。
二人の世界!
ネタバレ
2018年11月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ ある意味理想です!本当に好きな相手と二人きりでいられるなんて!でも現実的にはムリですよねー!第一息がつまる!この二人だから成り立つ、この二人にしか出来ない世界なんでしょうね!この先多分攻め様は早期リタイアして1日中二人きりでベッタリまったりする人生を送る事でしょう!死ぬまで!これ確定!
病み具合が最高
2018年10月27日
不安定な共依存に背徳感という最強タッグを組んだうえに大正という時代背景、華族社会、箱根の洋館、ミステリアスなありさま、そしてイラスト!ヨダレものです。この作家さんのヤンデレ執着加減が非常に好きです。
なるほど
2018年10月12日
ネタバレなしに、読んでいてちょこちょこひっかかったのですが、なるほどそういうオチでしたか。いやあ、作者さん、すごく綿密にお話を構築されています。ネタがわかってから読み返して、ああ、そういうことか、と一粒で二度おいしい。読み応えがあっておもしろかったです。
キチンと錬られた話
2018年9月7日
キチンと錬られた話で面白かったです。結末を知って2度目は読み返したいですが、3度目はもういいかな?同じ作品を繰り返して読みたい派には向きません。攻も受も病み系でちょっと掴み所がなくて愛着は持てないが、丁寧に伏線も張られているので「あ、もしかして…」なんて思いつつ、正にストーリーを楽しむ作品です。笠井先生の耽美な挿絵もこれ以上ないかと思う程ピッタリと嵌っていて、物語に色を添えてます。
執着攻め
2018年7月24日
丸木文華先生と言えば執着攻めですが、裕太郎もそれはそれはもう執着攻めでした……ちょっとしたミステリーのようなストーリーでした。面白かったです。
病んでるのが真骨頂
ネタバレ
2018年3月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 丸木さんお得意の病んでる系ですね。
子どもの頃から辛い目に遭っていると、ひとつの対策として出てしまうと、一時期精神医学の世界で話題になった症状を抱える主人公。
そして、そんな主人公だからこそ、より溺愛する相手という、丸木さんの真骨頂ですね。
お医者さんや科学者は、彼らが定義した健康という枠からはみ出している人を分析し、研究し、健康という枠の中におさめようと四苦八苦します。
しかし、そのいびつさこそを愛して、大切にしまいこんで可愛がるという、違う道に個人的に走っちゃうけど、本人たちは幸せなのって、どういう展開かな~という丸木さんの想像力の賜物ですね。
でも案外、現実にも当てはまることかも。
周囲が障害や欠点と捉えて、なんとかしなきゃと思っていることも、家族や親しい人には、
それはひとつの個性で、かえって愛しいことってありますよね。
そういうことが、少し大げさに描いてある作品です。
あばたもえくぼという言葉を解する方にオススメです。
インビ
2018年2月25日
インビな中にも攻の優しさ♂らしさと受の一途なところがなんともっっ(*≧з≦)時代設定も文華先生の読ませドコですね♪
大正+ミステリー
2017年9月25日
ミステリー?調の作品で、時々差し込まれる誰かのモノローグが不穏な空気でした。オチを知ってから最初から読み直すと二度おいしい!大正時代の雰囲気もよかったです。
お話自体は好きです
2017年5月9日
丸木さんの文章は引っかかりがなくすらすらと読めるので心地よいです。こちらの作品もその点では文句無しですが、キーワードになる受けの抱える患いがどうも馴染んでないと言うか、分離したエピソードに思えました。お話に絡んでいるのではなく並行して離れたところにあるような。けれど、水分を含んでまとわりつく重い空気感の中のお話は素敵でした。
安定の
2017年5月9日
ぶっちぎってますねーwww執着からの実は…驚きましたね最後は…
狂気
ネタバレ
2017年2月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 陰気なお話で、あまり好みではなかったのですが、読み終えるともう一度読み返したくなります。執着がすごすぎて、ちと怖かったです。題名通りのラストで、なるほどなぁ~と。
私は好みでした
2016年7月26日
主従な関係も、執着具合も、いっちゃってる感もだいたい好みです。
ただ、最後の方説明しすぎてるかなと思いました。
答え合わせはちょこっとがよかった。
読みようによっちゃサイコ的?
ネタバレ
2023年1月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ まず名前と手紙、日記の様な文面から始まり気にせず読み進めていき、中盤にまた人名と日記の様な物が入ってきて、誰の事なのかな?と思いながら読み進めて成程!となるのですが、それが最後に妹の手紙で説明しちゃうのですけど、こんな手紙書くかしら?ってまず思っちゃって
ならば妹の日記とか手記みたいな形にした方が良かったかな〜と
それと多重人格物ならば、各人物の部分も少し入ってても良かったかな
三つの棺桶は誰のものなのか
自分と、自分の中の他の二人だったのか
何処までも掘り進める穴は何だったのか
実は自分が父親を殺してしまって、埋めてしまった事への罪悪感がそうさせたのか?
読者自身が想像で終わらせていい物語だったのかもしれないけど
サラッと終わっちゃった感が勿体ないな
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伏線通りの予想を裏切らない展開
2022年3月1日
ネタバレ注意的な話かと思って、何も知らないまま読みましたが序盤での伏線でこういう展開かと思ったまま、その通り終わってしまいました。もっと何か違う衝撃があるかと思ってたのに、お父さんはよく分からないまま放置されてモヤモヤです。
いいね
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二人のため~ 世界はあるの~
ネタバレ
2021年10月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 伯爵家の跡取り 赤井裕太郎(24才)×使用人 緑川学(22才)。あとがきで丸木先生もお書きになっていらっしゃいますが、先生のお話は世界の片隅でぬくぬくするパターンが多くて今回もそれでした。ヤンデレの究極は拉致監キンなんでしょうか。拉致ったり監キンしてませんけど、ガッチリ鍵かかってます。所々でよくわからない文章が入るのは「罪の蜜」でもあって、あちらの方が衝撃が大きかったかなと思いました。最後の「葵の手紙」を読むと理解が進むようで疑問がわいてきて、なぜ葵は見たことを当時両親に告げなかったのか、あと母親は裕太郎が24才の時に「40はとうに越えている」と書かれていてそんなに焦らなくてもよい年齢ではないか、と思いました。囲ったようで囲われていた。いつもは、でも幸せそうだからいいかって思うのですが、今回はちょっと気持ち悪さが残って、お互いにマインドコントロール下にあるみたいな感じで、刷り込み?共依存?わかりやすいヤンデレスパダリの方が好きでした。笠井先生のイラストはすごくよかったです。
2015年4月 挿絵あり。
お父さん埋めたの?
2021年10月4日
だとしたらどの人格が埋めたのかしら。
結局分からない事があるなら、最後の種明かしは要らなかった。そんなに丁寧に説明してもらえなくてもそう言う事なんだなぁで良いのに。
丁寧に説明されてしまった分、疑問が残ってしまった感じ。
文章力はさすがでしたがカタカナは読みにくいし、正気に戻っちゃって冷めました。
丸木先生の明るくて楽しい話も読んでみようと思います。
BLとしては楽しめましたが読み物としては…
ネタバレ
2021年5月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ BLとしては大いに楽しめたし、納得のいくオチもあったし、種明かしのタイミングも絶妙だったし、概ね満足なのですが、読み物としては少々不満が残る…という作品でした。
「館もの」とのことで、狭い世界の話なので仕方ないところではあるのでしょうが、時代や背景の説明がたまに挟まるくらいで現代ものとそうたいして変わらない空気感のまま話が進んでしまい、いまいち時代特有の雰囲気とか世界観が見えてこない。なのにそれっぽいカタカナ言葉やら話し言葉やらをポツポツと入れ込んでこられるので、そのたびにせっかくようやく入り込めた物語の世界からたびたび引き戻されてしまって、ちょっと腹立たしかったです。いまこの時にそんなわざとらしいカタカナ言葉だしてきて無理に大正時代を演出しなくてもえーやん!あぁもう!って気分に何度もさせられてしまいました。…オオ・デゥ・コロオニュとか、ちょっとやり過ぎかと。
あと個人的な感覚かもしれないけど、腎水っていう表現も字面的になんか嫌だった。普通に精.液って言葉を使ってくれた方が、ネットリ感があってエロく感じられて好きです。
そういうオチですか
2020年5月29日
普通のお金持ちでしっかりした者が 幼少の頃から一緒にいた下男に慈しもうとして恋心に発展するといった話ではありませんでした。そんなオチがブッ込まれたら なんでも有りになってしまうと思いました。
ミステリー?
ネタバレ
2018年8月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初めの冒頭でタロウ?誰って思ってまた、途中で
菊子?誰ってなって………最後の葵の手紙で学が何者だったのか、そして裕太郎の「お前より俺はお前を知っている」の意味も………私的にはこうゆう狂気じみているのは苦手ですが、最後は二人とも幸せそうでしたし、敷地以外 外に出たことのなかった学も旅行に連れて行ってもらったりとそこら辺はとても良かったし ストーリーとしては面白かったと思います。
ふむふむ
2017年6月16日
ミステリー仕立てでおおむね予想通りのオチ。もうちょい読者を裏切って欲しかったような。でも主軸はBLなんだもんね。ならこれぐらいで正解なのかな。イラストはすごくよかった😍で、父親は結局...?
好みの問題ですが……
ネタバレ
2024年10月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 序盤はすきでしたが、文体に馴染めず物語に入り込めませんでした。いっそ異世界ものの方が細かい時代背景や人間関係を考えずに読める分いいのではと思ってしまいました。そして、随分含みがあった割に伏線回収が義務的に感じてしまい残念でした。ある程度読み手に想像させて完結する部分、しっかりと種明かしする部分が自分の思っていたものと違っていて、なにより攻めの妹に独白のような形で語らせているのが物足りなかったです。執着×不憫は大好きなのですが、ちょっとずつ自分の好みとはズレていました。
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しまった...
2016年5月10日
あ~~~時代物は好きなのに。
BLだと、どうも受け入れにくい。
特に近代もの。耽美なのも嫌いじゃないのに。
これらの設定が重なると、だいたい好みから外れる。
あげくに...人格崩壊。
一番苦手な設定、キタ。

作品の優劣じゃなく、本当に好みの問題。
ごめんなさい。
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作家名: 丸木文華 / 笠井あゆみ
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: KADOKAWA