ネタバレ・感想ありバロックの裔 ~無垢なまなざし~のレビュー

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ふたりの世界はこの表紙に集約されている
ネタバレ
2023年4月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 梨とりこ先生のイラストは、紙本と同じだけの金額を取るのだったら絶対に載せてください。表紙だけのイメージで読むのと、1枚の口絵と8枚のイラストと共に読むのでは、読む楽しさが違います。イラストが無い場合は値引きしてください。
この話の中で、バロックと呼ばれる悪党の砦に住む掏り見習いの三春は出自にもかかわらず、無垢な心を持っています。
子爵の家柄の松宮良成も元々は聡明で純粋な心の持ち主ですが、家の様々な事情もあり鬱屈した思いを抱えています。
松宮良成と三春は会う度にお互いが気になる存在になっていきます。
ある時、三春は良成を襲う陰謀に気付いて、彼がとれる最善の方法で良成を助けようとしますが、良成は三春を誤解してしまい傷つけてしまいます。
それでもなお、三春は桐谷と侑生に頼み込んで良成を救ってもらおうとします。
最終的に大団円になりますが、三春は着物姿の方が格好良くて色気がありますし、似合っていると思われますので、洋服を着せないで欲しいです。松宮良成氏に告げたいです。
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恋を知る
ネタバレ
2023年1月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ バロックで育って、掏摸の修行をしてる三春。カモにした男、良成にだんだんと惹かれていって、図らずも恋をしてしまったことに気付く。その経緯がなんというか、目覚めっていう感じでまるで、親のように見守りたくなってしまいます。三春が健気で可愛いのです。家庭に恵まれなかった良成は三春と過ごす時間に心癒されます。三春の、まさに一世一代の謀事。それに手を貸してくれる侑生と桐谷。それのお陰で良成は、自由になれるきっかけを手に入れるのでした。明るい未来が見えるところで終わりますので、安心して読めます。スピンオフで、侑生と桐谷のストーリーもあります。梨とりこ先生のイラストがカバーだけなのが残念でした。
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作家名: 和泉桂 / 梨とりこ
ジャンル: ライトノベル BL小説