ネタバレ・感想あり虜～陰謀大富豪の愛人レッスン～のレビュー

朝陽ゆりねまろ

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速い画家さんさん

(女性/40代) 総レビュー数：1891件

年の差身分差、ヒスカル

ネタバレ

2021年5月6日

このレビューはネタバレを含みます▼ 年の差、身分差のヒスカル。
年若く、身分差のあるヒロインを偶然拾うことで、望まぬ縁談を蹴るために、ヒロインを愛人として屋敷に連れてくるヒーロー。最初は見た目だけの関係が、酔ったヒーローにより、手を出されてしまうヒロイン。それでも、受けた恩を返そうと健気な様子のヒロインが可愛くなっていくヒーロー。そして、ヒロインとの情事に溺れていく。
ヒロインは、恩を返そうと健気に頑張るも、優しいヒーローへの気持ちが湧いてきて、男性としてのヒーローを好きになっていく。しかし、関係を結ぶことの、男女の認識の違いを知らされて、ヒーローへの想いを断ち切ろうと決心する。
そして、二人だけの蜜月を過ごしたのちに、いよいよヒーローの縁談を潰すことに。
叔父を薄暗い秘密を知っていると脅して、撃退。
相手の女性が押し掛けてきても、ヒロインとの関係を見せつけることで、女性を激怒させて、望み通りに撃退。晴れて自由になったヒーローに、ヒロインが身を引いたことが知らされる。そこで、執事の響く言葉を聞き、必死にヒロインのことを理解しようと考え、ヒロインの行き先を探り当て、ヒロインへの想いを告白し、プロポーズ。そして、速攻で結婚式をあげる。叔父も、相手の女性の後見人も、薄暗い秘密で黙らせられるのならば、最初から、そのことを利用して、撃退できたのに、なぜに、そんなに困ってたのかと、疑問になるヒーロー。
酒に逃げるほどに、架空の愛人をでちあげるほどに、撃退する方法がなかったはずなのに、国王も認める情報網によって、二人を薄暗い秘密で撃退出来たのなら、ヒロインは必要なかったように思う。結局、ヒロインとの縁を作るための設定で、無理矢理感が最後に露呈する。そんなあっさりと、叔父や相手女性の後見人を撃退出来るのなら、最初から出来ただろうに。違う方法で撃退してれば、設定として無理矢理感がなかったのに。