吃音持ちでキモい平良と美しく強メンタルな清居の高校2年生から4年間の3部作。
コミックはタイトルで何気なく購入したのに、あまりの画の美しさと言葉の魅力に鷲掴みにされ、先を見たさにノベルを購入。一気に2人の世界にのめり込んでしまいました。
「崇拝」という究極の愛情を平良は清居へ注ぎ、清居はその熱に応えていく過程で恋に落ちます。「うざ」「きも」という平良に対する清居の不快な言葉が2人の関係が進むにつれて、愛の言葉に聞こえてくるのを体験しました!
平良も清居もそれぞれが唯一無二の存在感を放っているから、分かり合えなくて、そして深く分かり合えて、かけがえの無い存在になっていく。高校時代は狭い社会で弄りや孤立に葛藤する2人が描かれますが、大学生から社会に開かれていく様子や、芯のある生き方をしている二人を取り巻く人達が、優しく厳しく応援してくれる人間模様がじんわり心に沁みます。3巻は葛藤する清居にグッと惹きつけられますよ!
1〜3巻で「気になる」「好き」から「愛してる」へ関係が成長していく過程も見どころです。話の展開のスピード感、平良の「そうくるか⁈」という発言や行動の先が見えない感でページをめくる手が止まらない!!
コミック派、TVドラマ派だった方にも強くオススメします。続編欲しいです!!