このレビューはネタバレを含みます▼
びーえるはファンタジーで何でもありだと言われているにしても、知り合ってまだ間もない相手と関係を持つのが不自然だ。
倉科理玖巡査部長は突然にゲイになり、反町皓二警部は異性愛者だったのに、同じく突然ゲイになる。そして、好きとか愛していると伝えあう。
刑事物語に恋愛要素を組み込むのは、難易度が高いと思う。事件の周辺の人間の行動に現実味が無ければ、物語として成立しないからだ。
この小説は刑事物語としてみればそれなりに練られていて面白いのに、主人公たちの恋愛を早く投入し過ぎたので、読み手を困惑させてしまっている。
小説が完成したと思っても、一度読者の目線に立って作品を見直して欲しい。
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