ネタバレ・感想あり新装版 ひめゆりの塔のレビュー

(4.0) 1件
(5)
0件
(4)
1件
(3)
0件
(2)
0件
(1)
0件
平和を祈るしかありません
2025年10月11日
国語教科書の教材「沖縄の手記から」の比べ読みをきっかけで、同じ戦争中の女の子の姿を描く作品としてこの「ひめゆりの塔」に私はたどり着いた。花の年にて、以前文学、恋愛に耽るのがいいその女の子たち、歴史に駆使され戦争の沼にやむを得ず踏み込むことになりました。そして、想像した通り、散り花のようにその命も零れるまで至った。歴史認知の齟齬の中で、彼女たちの死を齎す元凶を求めかねる上で、私はただ今後の平和を祈るしかありませんでした。
いいね
0件
レビューをシェアしよう!
作家名: 石野径一郎
出版社: 講談社
雑誌: 講談社文庫