読み放題利用です。
イラストが本文と合っていないものがあって、微妙でした。
わりと早い段階で変な文章が出て来て引っ掛かりました。
ヒロインが寝ているのにヒロイン目線で現状が綴られているってどういうこと?
もしかして意識だけ起きているのかと思いましたが、そういうわけでもなかったようで、意味がわかりません。
この時点で既に萎えてしまったのですが、なんとか最後まで目を通したストーリー自体も大した山場がないまま終わってしまいました。
先が簡単に想像つくのでハラハラもない。
閨シーンが濃厚なわけでも、愛されている自覚があるわけでもないのに、ヒロインがやたらと積極的になっていく描写が謎。
だいたい自分が王になろうとまで考えた宰相を遠方に飛ばしたところで、いつか反乱を起こすかもしれない可能性は考えないのでしょうか。
要するにヒーローは恩人だったヒロイン(しかも当時8歳!)を手に入れたかっただけで、国政は宰相やヒロインの情報頼みで、育ちのわりにお気楽すぎる気がします。別国の兄に対する感情も人前で出しすぎだし。
ヒロインの正体を知った女官長があっさり納得するのもうまくいきすぎ。
何も詳しく踏み込まないで表面だけさらさら書かれた文章という印象でした。