ネタバレ・感想ありさよなら一顆のレビュー

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ノンケのふたりが気づくのは
ネタバレ
2024年1月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ BL小説。たいていミチ先生の作品は展開が面白すぎて先が気になり途中で止められず一気読みするのですが、この作品はなぜか一気読みできなかった〜。ストーリーのアップダウンを楽しむ作品ではなく、ジリジリとした感情の動きを小気味良い会話のやりとりでなぞって楽しむ大人のお話かも。
ひとりは6股女たらしで、もうひとりは離婚経験者(子持ち)のノンケふたり、どうやったらくっつくのかと思うけど自分の感情に気づいてく過程を書いて納得させられるミチ先生の手腕はさすが。でもこの作品、その戸惑いの部分がなければ、別に男男でなくても男女でも成り立つかなとも思うくらい、実は普通のフラットな恋愛のお話なのに、ここまで読ませるのはミチ先生の文章力ですよね〜。星4.5
絡まった糸がほどけるように、じわりと
2023年9月5日
草間先生のイラストと相まって、とても良かったです。草間マンガを文字でみたような。お互いに最後まで名字呼びなのに、文章では、それぞれを名前で表しているのが、二人の深層を表しているようで良かったです。二人がそれぞれもっている絡まった糸を、お互いでほどいていく…そんな感じがするお話で、じんわりしました。何だか読み終わりたくなくて、続けざま二回目一気に読んでしまいました。何度読んでも、二人のやりとりが可愛らしいというか、初々しくて良き…。
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よかったー
2022年12月19日
2人のバランスがなんだか面白くて。
楽しい作品でした!
挿絵の雰囲気も最高に良くて、とても楽しめました
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良かった!
2022年11月9日
一穂先生の作品にしてはレビュー評価が低いと思ったのですが、物語冒頭からグイグイと引き込まれてしまいました。どこにでもありそうな出来事から発展していく過程が見事!さすがです!
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良かったー!とても好きです。
2022年9月18日
年下の攻めが、好きになるはずのない相手をじわじわと好きになっていく様子がとても良かったです。ときめきます。随所に散りばめられている比喩などもとてもふくよかで、読みながら「わ~~うまい~~」とごろごろ転がりました。文章を読むこと自体が楽しかったです。また、受け視点では攻めより少し文章が饒舌になった感じがして、あぁ、比呂は心ではこんなに沢山のことを思ってるんだな、伝えたがってるんだなと思いました。
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沁みる
2022年8月21日
作者買い。派手なのはヤリ/チン思考な攻めのキャラだけで、全体的に地味なストーリー展開でしたがじわりじわりと沁みて好きなヤツでした。堅物な受けが読み込むほどに可愛くて良かった。
「普通」じゃない「特別」
2022年8月12日
最高6股できる男と、真面目さゆえにコミュニケーションが下手な男、2人が出会い相手を知りたいと思う過程で、自分のそれまでの(それぞれ傷がある)人間関係を思い返し、そして「普通」って何だろうと思う、それが「特別」で「恋」だから普通が分からなくなるんだな、と。心に傷持つ大人たちの恋、とても良いです。
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はー良かった〜
2021年10月27日
挿絵と雰囲気がぴったり。
さかえ先生のイラストが、比呂さんのイメージにぴっったりでした。

比呂さんがすっごく可愛くて座波くんと同じ気持ちになりながらあっというまに読み終わってしまいました。
あまり大きな事件もなく、ひたすら二人の仲が深まっていく系の話は大好物です。
丁寧に時を重ねていく二人。
最高でした。
続きも見たいですが、この二人はこれからも大きな事件もなさそうですね。

ロングハローもみましたがもうちょっと長めでみたいなぁと…
好きです。この二人。
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高性能ポンコツロボット受け
ネタバレ
2021年3月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者買いです。遊び人の攻めが、高性能なのにポンコツな受けにハマっていくお話でした。子供みたいなツンデレ受けが苦手な私としては真面目で思慮深いけど不器用な受けが好感度大だし、それを理解して包み込める器用さを持つ攻めもイケメンでした。少女漫画のような作品ではなく、しっとりとした大人の雰囲気が好きな人にはオススメです。
ノンケ同士の。
2020年2月27日
どちらもノンケ(だったのか潜在的バイだったのか)どうしのお話です。作者買いですが、評価低いな~と思いつつ、イラストも作者買いする方だったので、読んでみたい気持ちが勝って購入。
私はこれ、好きです!二人のキャラがとにかく立ってて良い。主人公は六股当たり前の軽いキャラですが、きちんと割り切って遊んでいるという前提なので嫌な感じはしません。むしろ冒頭からそのキャラが切り崩され始めるので、おお…っと引き込まれました。崩されてからは、どんどん可愛くなっちゃうし。
二人が今後、どういう暮らしをしていくのか、もっと続編が読みたくて仕方ありません。評価低いままだとそれも難しいのかなー面白いのになあ!
大人の話が良い
2024年9月17日
キャラやストーリーは良かったです。若い子の話より大人の作品の方が一穂ミチ先生の作品では好きなので。タイトルのさよならが台風一過にかかっているのかどうなのかよくわかりませんでしたが。姓と名での書き分けも初めのうちはうん?て思いながら読んでましたが南さんの名前と似てますねのところでそのためなのかなぁと思ったり。一番好きなのはふったらどしゃ ぶり、キャラもあの2人が一番で、次は新聞社シリーズの密さん。これらを超えるのはそうなさそう。
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よかったです!
ネタバレ
2023年11月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 久々に一穂ミチさんの小説読みましたが、やっぱりプロはすごいなと思いました。ひとつひとつの描写が、大袈裟で浮いたりしていないのに他にはない印象に残る言葉ばかりで、普通の会話でも「へー!」と思うような豆知識もあったり、しかもそれがその場でも不自然でもなく、後々の表現にも繋がってきたりする度、どこまで計算して書いてるんだろう? と驚きます。話もよかったです! 気になってノンストップで読んでしまいました。比呂は本人も気づかなかっただけで(というより自分自身にも興味がなかった?)、ゲイだったのかもなあという気がします。確かにズレたところはあるけど、榛名と関わるようになってからは、後輩の女子社員の服装の変化にも気づいているし、なぜそれが元妻に対して出来なかったかを考えると、性的嗜好かなあと。いや単に榛名と抜群に相性がいい、榛名が運命の人、というのでもいいんですが、なぜ榛名だけ特別だったのか、榛名がしてくれたささやかな親切を本当に元妻はしてくれなかったのか(そんなことないと思う)と考えると、やっぱりそもそもがゲイだったのかななんて個人的には思いました。
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一穂先生の
ネタバレ
2023年5月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作品はこちらが初読みでした。序盤は名前と苗字とが分かりづらかったので少々混乱しましたが、淡々と進んでいく文体が好きでした。ノンケ同士の正反対のキャラもよかったし、全体的に地味な印象ですがなんだかグッときましたよ。攻めのチャラさにアホやなとなりつつ、受けの「松ぼっくりのぼっくりってなんなんでしょうね…?」の件なんかでフフとなるし。この天然だけど、健気で思慮深いひたむきな受けくん好きだなぁ。一穂先生の作品はこれ以降数作読みましたが、かなり文体も軽めで読みやすくなってますね…
私はこの作品の雰囲気が好きなので、文体が変わってしまったのは若干勿体ないと思ってしまう。
惜しい
2021年7月1日
一穂先生の作品はパワーワードが散りばめられているので「惚れてまうやろ~」と思うところがたくさんあっていつもドキドキしますが、今回はノンケ同士ということでちょっと気持ちを乗せにくかったです。中高生だったらまだわかるような気もしますが、30前後で今まで男性に対して恋愛感情を持ったことがない2人がって、うーん、火が付くかな?少なくとも片方バイにして火種をつくっていただきたかったです。ちょっと強引な感じがしました。あと他のレビュアーさんが指摘されてましたが、「矢神さん」「座波くん」て名字で呼び合っているのに地の文では榛名と比呂って下の名前で書かれているのが読みにくかったです。そこらへんが違っていたらよかったかなと思いました。新書館さんの本は挿絵の有無は書いてませんが基本的に挿絵つきみたいなのでモノクローム・ロマンス文庫とディアプラス文庫は安心して買えます。これからも挿絵つきでお願いしたいです。
2015年11月 総225ページ 挿絵あり。
面白かったです
2021年6月13日
言葉にはっとさせられる場面があり、流したりせず大切に読みました。BLの甘さや華やかさはほとんど無い(ノンケ同士のリーマンなので)ですが、展開の面白さと笑えるやり取りに引き込まれました。読み終えて表紙を見ると、とても素敵でぴったりきます!ただ設定が身近で生活感があるだけに、ノンケ同士という点がどうしても少し苦しく感じました。
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思うところは有りますが・・・
2020年8月16日
ノンケでたまたま来店した婚約指輪の鑑定をしたきっかけで 二人の関係が進んでいくのはストーリー的にはありえないように思いますが 比呂が天然で目が離せなくなったのでしょうね。
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おとなの恋愛
2018年4月16日
大人の話。好き好きとバタバタしてるのではなく、しっとりすすんでいく話。これからはふたりで幸せに過ごしていけるはず。
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作家さん買い
ネタバレ
2017年1月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ タイトルが難しいのと、登場人物の名前の呼び方が苗字だったり名前だったりと、わかりづらい点が気になりましたが、この作家さんは大好きなので
読後感は爽やかです。(一顆、一過、一家とかけてるのはわかるんですが。最初は取っ付きづらかった)

せっかくの挿絵の挟んでる場所が1点ネタバレというかネクタイを外し合う最初の重要なシーンでズレがあり、え?どっちが先に?と戻って読み返してしまい一気に読ませる感じがしなくて残念でした。

期待値の大きい作家さんなので、細かすぎてごめんなさい。キャラは相変わらず魅力的でした。
六股?とか私的に無理と思うのに、一穂さんが
書くと愛されキャラになるのはすごいです!
他の方もご指摘ですが
2021年11月6日
登場人物の表記が、会話と地の文章で違っていて、何となく読みにくいです。一穂先生の作品なので、いつもの伏線の回収とかは安定のお見事さ!なのに、なんで名前…。
最後まで、これも何かの伏線かなーともやもやしてしまいました。
辛口
2017年5月1日
あけすけなヤリ○ンと、真面目すぎてどこかズレている会社員の話。












正反対のタイプだけど、どちらもどこか欠落しているんじゃないか?という部分では同じ。


















一穂さんの作品はほとんど読んでいて、期待値が高いので辛口になってしまいます。














今作のキャラには魅力を感じなかったので☆3つ。
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作家名: 一穂ミチ / 草間さかえ
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 新書館