ネタバレ・感想ありRoman 冬の朝と聖なる夜を廻る君の物語のレビュー

(4.0) 2件
(5)
1件
(4)
0件
(3)
1件
(2)
0件
(1)
0件
幻想世界
2023年8月11日
幻想的なイメージ感覚で語られこの物語がおもしろいです。登場人物のほんわかした雰囲気からの心の強い感じがとても好感が持てていいです。期待に見合うおもしろさです
いいね
0件
単品で読んでもワケわからん。文章は秀逸。
2017年1月6日
(上下巻読了後レビュー。) 表紙絵の、青年(イヴェールくんと言うらしい)と青と紫の双子の人形の美しさに惹かれてジャケ買い。生きても死んでもいない狭間の世界で彷徨する青年が、「僕の誕生に至る物語がどこかに存在するのか、僕の代わりに見てきてくれ」と双子の人形たちを放つという幻想的で素晴らしいオープニング。筆者・十文字青氏の巧みな文章。すばらしい、これは良い!! ……と冒頭では思ったんですけど、ぶっちゃけ意味不明で終わりました。元ネタの楽曲とか関連作品とかを熟知していないと、この小説だけ読んでもワケわからん。伏線ワードがたくさんあるのに答えが敢えてウヤムヤにされているので、「なんなの結局」と肩透かし喰らいます。くやしーからYouTube見たり考察サイト見たりしたんですが、ぶっちゃけ蚊帳の外でした。 明確な答えを求める作品ではなく、受け取った人がそれぞれの考察をして味わう作品群なのですね。
じぶんはこの上下巻の中で完結する物語を求めていたので、「結局Mって誰なの?Wって誰?赤い宝石はそのあとどこ行ったの?この人たちノエル君とどうつながるの(祖先でもないし)? この作品の終着点がこのノエル君って子でいいの? てゆーか中に挟まる各物語が悲壮の連発でそのわりにカタルシスが無くて嗚呼無情……」などとファンに読まれたら石投げられそうなトンチンカンな思いばかりが沸いてきてしまいました。
すみませんですが。正直な感想です。

ただ、十文字青先生の文章の素晴らしさとバリエーションの豊富さはよく理解できました。下巻の天使のエピソードなんかは、かなり好きですね。

以上レビューでした。
いいね
0件
レビューをシェアしよう!