ネタバレ・感想あり捨て犬を救う街のレビュー

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捨てる人あり拾う人あり救う人あり
ネタバレ
2026年6月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ この本は、2000年に単行本として発行され、2002年に文庫本になりました。
低価格だったために、多くの人に読まれたと思います。
そして、書かれている内容に驚愕して打ちのめされ止めどない涙を流したものと思われます。
少なからぬ人々が、この問題の解決に向けて歩み出したはずです。
その頃から、20年近くの時が流れ、少しは捨てられた犬たちの事情は改善されたでしょうか?
国や地方自治体の政策により、私達人間ですら生きていく権利を脅かされています。
自分が家で飼っている動物のことは大事にしても、目に見えないところで日々悲惨な目に遭っている動物のことからは目を背けたいと思う人は多いでしょう。
かつて、災害や戦火により、人間と共に数え切れないほどの動物たちが命を失いました。
今の現状は、既に平和とは言えない状況に向かって突き進んでいます。
私達でさえ、一年後、十年後の身の安全が危ぶまれています。
一人の人の力は小さくて無力のように思いがちですが、この本の作者のように、信念と熱意を持って行動すれば開かれる道はあるのだと思います。
人は裏表があって、容易く人を裏切り傷つけます。
けれども、動物たちには悪意というものがありません。
ただ、生きていたい、死にたくないという思いだけです。
そんな動物たちに信頼される人でありたいと思うのです。
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作家名: 渡辺眞子
出版社: KADOKAWA
雑誌: 角川文庫