ネタバレ・感想あり東都日報絵師の事件帖のレビュー

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美貌綺麗貴音、色男端整神座、美青年雪也
ネタバレ
2023年5月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ この小説は、2016年に発行されています。
第一話では、浮世絵師の敷嶋貴音が長屋に居ながらにして、東都日報の探訪員である幼馴染の瑞垣青海が事件現場や関係者や町で聞き及んだことを基に犯罪者像を推理して、犯人逮捕に至る道筋を警察関係者に示します。
彼の暗躍のお陰で、冤罪者を出さずに済みます。
第二話では、貴音と青海が住む棟割長屋の真ん中の空き部屋に越してきた雪也が帝大の学生であることが分かり、青海は、ある洋館の神隠しの事件の謎を解くために、雪也に事件のあらましを説明したり、洋館への同行を頼みます。
貴音も青海から事件の詳細を聞いているので、事件についての推理は既に済んでいるようです。
ところが、神隠しの謎よりも先に、数年前に失踪した人物が悲惨な状態で洋館から発見されます。
隠れた犯罪者が白日の下に曝されて事件は終わりますが、関係した人々の心にやりきれない思いが残ります。
宗司と雪也がもっと動く小説を続編で書きたいと、筆者があとがきでふれていますので、気長に待つことにしましょう。
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