ネタバレ・感想あり六男坊と陰陽師のレビュー

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似ているようで
2024年11月23日
名前つながりだけではなく、父親の存在が謎というか、共に微妙な家族関係が背景に。春秋はともかく有視は好青年なのに友人がいないのが不思議なところ。速く二人一緒に住めばいいのにとか、父親の真の姿とか。
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友達のいない有視と春秋が得難い友を得る
ネタバレ
2024年6月17日
このレビューはネタバレを含みます▼
登場人物達が生き生きと描かれていたので、貪るようにして一巻と二巻を読みました。主要人物のイラストに自分なりに人物像を肉付けして思い描いて愉しみました。身分制度があった平安時代と陰陽師を念頭に置いてじっくりと読んでみました。
有視の一度見て声を聞いたことがある人のことを覚えているという特技や弓術に優れていることや裁縫が得意であることなどは様々な場面において役に立っています。また、春秋も未だ、陰陽生ではあるものの陰陽術に優れていて、此れも生きていくうえで可成役に立っています。
有視は未だ、官位がなく働いてはいませんでしたが、此れだけの重要な働きをする者を放っておく手はないので、直ぐにも宮仕えをするでしょう。陰陽師になった春秋と共に多くの功績を残していくのだろうと思われます。
今迄に友どころか恋人と言える存在もいなかった二人ですが、終生の友として生涯を共にするのだろうと思います。生まれる前から縁があった二人が十八年の時を経て漸く出逢って離れがたい体験を共にしました。生死が危ぶまれるほどの出来事を何度も乗り越えて離れがたい存在であることをお互いに感じます。
もう、続編は無いと思いますが、何時か書いて下さらないでしょうか。その後の二人を見てみたい気もします。
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