ネタバレ・感想あり野蛮の蜜のレビュー

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謎の作家、神代晄先生
ネタバレ
2024年10月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 不憫受けが好きなので、タグで「不幸な生い立ち」で作品を探したらヒットした本作。横溝正史の世界のようなおどろおどろしくイン靡な設定、未知の作家だけどこれはイケる気配がする…と読み始めたら、ちょっと待って、この方めちゃくちゃ文章が上手いですよ?これ1作しか作品がないのでてっきりなろう系作家かなと決め付けていましたが、完全にプロの筆致です。検索したら、某作家の別名義ではとか、2009年に雑誌掲載されてから本になるまで7年ずっと待ってたとかの記述がありまして、なんとびっくり、偶然にも隠れた良作を引き当てたようです。シーモアのタグ初めて仕事した(笑)

内容は、山郷奥深くで人権無視の因習が受け継がれており、胸糞悪い父親、父親を憎んでいるがこれまた傲慢な息子、不幸な美人姉弟、敵だったり味方だったりするお屋敷の人々、と昭和的なキャラが続々出てきて、好きな人にはたまらない世界です。ストーリーはあるような無いような感じですが、とにかく不幸な受けがいったいどうなるか見守るのが醍醐味です。
攻めは最初にちゃんと現状をリサーチしろよと思わなくもないんですが、誤解からあと感情が変化していく様が人間臭くて良いですね。

エチシーンはねっとりじっくり、乱暴なのから危険なのから丁寧なのまでたくさんあって大サービスです。
これは私の大好きな某作家さまの筆なのでは…と思いながら読みましたがほぼ違和感なかったです。真実のところはどうなんでしょ。

通常だいたい☆4ですが、謎作家さまとの出会いに感謝で☆5です。
ものすごい好き
2022年11月6日
なかなかこれ程、虐めきる攻め様も珍しい。
そして、その攻めようにクラクラする私はきっと変態なのだろうと思います😌
2009年発表の作品
ネタバレ
2023年7月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 因襲にとらわれた山間で、青年を囲った大地主一族の代替わりのあれこれ。未亡人的な青年受けが、ひたすらいい子で、最初こそ非道い攻めもころっと絆されます。そこまでキチクじゃないです。後半甘々。田舎の大資産家で、住込み家政婦とか運転手とか、力仕事の大男とか、ねっとりした雰囲気あってかなりエッチでした。
かなり悲惨な受と、傲慢→スパダリ攻
2022年5月11日
攻視点が印象的なお話です。
閉鎖的で陰湿な雰囲気ですが、本編後は開放的で晴れやかな雰囲気に変わります。可愛らしい後日談で、本編で鬱々としてもほっこりした読後感となります。

今まで読んだBLの中でも上位に来るくらい悲惨で壮絶な環境の中にいる受と、最初は受のことを男の癖に妾をする恥知らずと詰り乱暴するけど徐々に受のことを知り理解者となる攻の悲しくも切ない、最後は明るい希望が見えてくるお話です。

地雷としては受が攻以外から激しい暴行(性的なもの)を受けたり奴隷のような扱いを受けていることですかね。
あと回想でしか出てきませんが女性キャラクターもとても気の毒です。

受は攻の父親に仕事も、人としての尊厳も、自由も何もかも奪われ、愛人以下の家畜や奴隷のような扱いを受けていました。
その攻父が亡くなり攻がやってきます。
最初攻は受のことを恥知らずと蔑みます。

しかし受と接することや受の味方をする使用人の影響もあり徐々に見方を変えていきます。
少しずつ二人の心の距離が近づく様子が切なくて。

受の暴行の描写は読んでいても辛くて気が重いのですが、最後は溺愛ハッピーエンドとなるので最初が辛かった分救われます。

辛い境遇にいる受が誤解を乗り越え攻と結ばれるお話が好きな方にはおすすめしますが、受が攻以外からのレイ プなどあまりにも酷い目に合うのが苦手という方は少し考えたほうがいいかもしれません。
昭和的
ネタバレ
2019年8月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ はじめはイラストが綺麗で購入したまま時間なくて先ほどやっと読めました。
今時ないぞ、この設定、エロくて倒錯的だけど、かなり昭和的というか・・・
亡くなった鬼な父親と違って、養子で愛人の弟を思いやる?スパダリ気質な義理兄の左京さんと不幸な生い立ちの徹が、割と引き込まれた感じで最後はハピエンです。
現代社会で幸せになるといいな、と思いつつ★4で。
受けが可哀想すぎる!
ネタバレ
2017年3月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 昔からの事とはいえ、とても可哀想な境遇で、はじめは世間知らずさに呆れるものの、読み進めると、かれの気持ちが理解でき、攻めの冷たさにムカつき受けの味方についてました。(何の意味もないけど)でも攻め様も色々地元の実状が判るにつれ受けに同情し、惹かれ、思い遣り溢れる人となり、また、仕事の出来る男っプリに惚れぼれしました。故郷の発展と、受けの幸せを背負う男!ガンバレー!
エロさはあふれ出ている
ネタバレ
2023年7月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 父を亡くして実家に戻る攻ですが、父が囲っていた男は養子、自分の義弟として葬儀に出る事になっていた。亡き母のわだかまりもあり、乱暴に手を出すんですが根が優しい攻め。前〇を長くしたら直ぐに陥落する受け。チョロすぎでしょう。
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