このレビューはネタバレを含みます▼
攻めがすぐ嫉妬して、受けのこと責めてなじって、そんなこと言いたくない、したくないのに、自分を抑えられない……昔の少女漫画みたいな2人です!受けは攻めのことだいすきなのに、攻めにはあまり伝わっておらず気持ちを安く見積もられる。くっついた後にも受けはぐるぐるするし、攻めは受けのこと好きすぎて、同じくらい好きになって欲しくてやや狂気的。大人の余裕がある男は出てきませんので、恋愛にまだ不慣れな学生たちの甘酸っぱいラブを楽しみたい方向けです。紙版が最初に出たのは2003年のようです。文章は読みやすいですけど、展開とか話の構成なんかは20年前だなーと。攻めも受けもパーソナル的な話があまりなく、攻めが父子家庭なことくらいしかわかりません。もっと深掘りされていればさらに良かったかな!でも、こういう本読みたい気分だったので良かったです。2人が疎遠になるきっかけとなった事件のオチ、個人的にはこのズッコケ感まで含めて古くさくてすき。