ネタバレ・感想あり純喫茶あくまのレビュー

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都会のどこかにある不思議な喫茶店でのBL
2024年9月23日
彫刻のような美形で無口の攻めと純真で神のしもべだった受けが純喫茶を営むお話。家族って何?大切な人ってどんな人?ということを考えさせられました。先代の喫茶店のマスターも素敵な人だったんだろうなと思います。人はいつか死んでしまうというはかなさも勝手に感じてしまいます。
◆冒頭のステンドグラスから都会の喧騒に移るシーンがとても印象的で引き込まれました。
◆吾聞さん(攻め)みたいな人が、この世の中の悩める人たちのそばにいてくれればと思いました。
◆えろが終盤にしかないのがむしろよかったです。めちゃめちゃおすすめしたいのにレビュー数が少ない!こんなにいい作品なのに!2014年ごろの作品のようですが、まったく古さを感じさせません。
良くも悪くも素直な受け
ネタバレ
2024年2月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 面白かった。早くに両親を亡くしたものの教会にサポートされてそのまま聖職者の道に進んだ受け。狭いコミュニティの中で世間知らずに育った受けの思考の偏りや善性と素直さにハラハラするけれど、それが攻めには興味深く見えたらしい。攻めは夜間営業の喫茶店店主で自称悪魔。攻めは自分の素性を隠す気がないのだけれど、受けは冗談だと思っているのでスルーされちゃっているのが面白かった。人外的な能力を発揮しても「何かすっごい武術の使い手なんですか」と天然炸裂。攻めの発言や行動も全部ポジティブに変換されて「攻めさんってホントにいい人なんだな」となるのも笑った。人間の喜怒哀楽を観察するのが好きなのに、まだまだ人間の機微には疎い攻めが受けとの生活の中で色々と学んでいく様子も良かった。先代のマスターとの「家族ごっこ」や交流のエピソードも良かった。攻め本人も無自覚のうちにその期間のおかげで他者に対する親しみや情を獲得したような気がした。攻めの受けへのアプローチというか告白の返事の聞き出し方も可愛くて良かった。
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お腹が空きます(笑)
2017年11月15日
ちょっぴりファンタジーが入った、穏やか~なお話。登場人物も少ないし、攻めは寡黙で受けはピュア。Hも少なめで艶っぽいお話が好きな方には向かないかもしれません。出てくる料理が美味しそうで…お腹が空きます(笑)個人的に羽根好きなので、そこは萌えました。
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人ならざる者
2021年4月8日
澄哉が聖職者の仕事を捨ててしまうほどの罪とは思わなかったのですが 真面目なんですね。吾聞の悪魔感は無かったです。結局は人では無いし、悪魔でも無いみたいでした。
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作家名: 椹野道流 / 六路黒
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: プランタン出版
雑誌: プラチナ文庫