ネタバレ・感想ありうたかたの恋のレビュー

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すごく良い!
2024年3月22日
ストーリーも好きでしたが見返りのない愛情を冒頭からどんどん表現してくる文章に引き込まれました。
心の機微やどうしょうもない気持ちが伝わってきて切なくて良い作品でした。
読み終わって作家さんのあとがきを読んでもう一回読み直しました。
すごく良かった!!
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それぞれの思い
2023年3月8日
亡くなった弟を挟んで、千樫と東原の心が閉鎖的から開放的へと揺れ動く心理がとても丁寧に描かれていて、出会ったことを後悔させることなく弟の魂と共に浄化されたように思います。本編で十分楽しませて頂きましたが、その後の二人を垣間みられるあとがきがあり、十二分に楽しめました。
心理描写が秀逸!
2023年2月8日
幼い頃に離れ離れになった双子弟の死の知らせを受けた兄・千樫と弟と同棲していた芸術家・東原のお話、千樫視点でお話が進みます。
冒頭、死んだ弟の身代わりを頼まれるところはあまりにも千樫に対して酷すぎやしないか?と憤りに近い感情を持ちました。が、読み進めるとそんな気持ちを打ち消すくらい千樫の心情描写に引き込まれ気づけば好きな作品に。
双子故の苦悩や罪悪感に蝕まれていく千樫が痛々しく、双子故に結ばれた縁に感謝する千樫が愛しいです。もちろん、千樫だけではなく東原が密かに抱えていた想いも腑に落ちました。
千樫がずっと抱えていた弟へのやるせない気持ちに対して東原が応えた優しさに心が温かくなります。とにかく2人の心情が丁寧に描かれているお話、派手さはなくしっとりしている作品でした。
読み返し。3回目かな?
ネタバレ
2022年2月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 良い感じです。
記憶喪失で、小学生の頃の記憶しかないと言うのに、大人な対応するの変じゃないの!とツッコミたいところですが。
実際に記憶喪失なんて理解出来ないだろうし、矛盾あっても「ソンナモノ」として無理無いのかな?

身内じゃなくても、元奥様やら元恋人やらが亡くなってると美化されてる事多いとよく聞きますよね。

なので、受けの葛藤は当然と思えた。
なんせ瓜二つの双子弟の身代わり。
自分を見てくれるなんて、簡単に思えるはずもない。

受けが、攻めとの互いの想いが、本当のモノと思えた後の!
二人の生活が読みたい~(;ω;)
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嫉妬と罪悪感
ネタバレ
2021年4月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 死んだ双子の弟がライバルなんて辛すぎる。周りが何と言おうと。なかなか踏み出せないウケが健気で泣けた。嫉妬と罪悪感を乗り越えて、自分に素直になれてよかった。あとがきにあるようなスパダリ的な続きがよみたいからかいて欲しい!
すごく良かった!
ネタバレ
2020年9月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 好きな作家さんなのですが、この作品は特に良かったです!愛する弟が恋のライバルだけれど、永遠に勝敗がつかない、、、弟と比べられることへの嫌悪や恐怖、弟の幸福を奪ったかのように思えてしまう等々、主人公の葛藤、苦しみがとてもよく書かれていて胸が痛くなりました。ハッピーエンドですが、もう少し読みたいという所で終わっているのが少し残念です。
レビューが少なくてどうかな?と思いましたが、オススメの作品です。
心情がわかる
2020年8月3日
双子の弟が一緒に暮らして居た人と 弟の代わりをしていくうちに惹かれてしまうが 弟の代わりではないかとか、弟が生きていればこの幸せな気持ちを味わって居たのに自分が奪ってしまって卑怯だとか考えてしまう心情がよくかかれていました。然が千樫の為にその憂いを取り除く優しさが良かった!
弟が可哀想
ネタバレ
2023年10月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ なかなか面白い設定でした。双子の弟の恋人だった人を好きなってしまう。そしてその弟は亡き人で思い出は美化されるだけの立場。でも生きているってやはり強味ですね。これからがある、それって無限の可能性ですから。弟と兄、顔は同じだけれど人としては全然は違うと何度も出てきます。兄が静で癒しの人なら弟は動で活力の人でしょうか、分かり易い対比となってました。恋人だけれどその存在は献身的なファンで愛していたのはその才能、相思相愛というような仲では無かった弟が死んだ時にそれなら何故山口は東原が妻子を失った時のように廃人同様になってしまうかもなんて危惧したのでしょう?それが私には矛盾に思えます。東原が兄にベッドの中で聞かせる弟との関係は実に酷いものです。タイミングも最悪、挿入の直前で無くもっと前にきちんと話しておくべき内容なのでは?そしてそれに対する兄の考え方も私には変に思えるのです。あんなに悶々と東原と弟と自分の事を悩んでいた彼が、東原が弟を愛していなくとも責めることなどしないって理解を示し割り切れるものなのかしら?もやもやします。
面白いけど、正直消化不良です。
2021年9月6日
死んでしまった生き別れの双子の弟の恋人と、記憶を失った弟のふりをして付き合ううちに本気で恋をしてしまうお話なんですが、正直私は消化不良でした。
攻めと受け2人とも心の移り変わりがあっという間で、弟の人物像がチラホラ出てきますが一貫性がないというかボヤっとしていて「?」。面白い作品ではあったのですが人物描写の堀下げが甘いかなあと思いました。
片側だけが妙に繊細に書かれてる
ネタバレ
2024年6月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 色々複雑な設定でそこは面白かったんですが、設定どこいった?ってくらいに、攻のダメージが薄いのがどうしても腑に落ちない。
二度目ですよ。二度目。周りもそれを予測して対処したんだよね?
のわりに、本人ケロッとしてるように感じてしまう。。
反して受は色々ぐるぐる悩んで苦しんで苛まれてるんですよね。
それを引っ張り上げるのが攻なんですが。。
ちゃんと説明もあったけど、そこ雑にしたらストーリーも雑に感じるんだが。って思うのは私だけか!?
片方はすごく掘り下げて、片方は酷く浅い。アンバランスさに上手く入り込めずでした
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