ネタバレ・感想あり俺様専務と崖っぷち令嬢～俺を満足させられたら～のレビュー

ごとう深恵藤山はるいち

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速い画家さんさん

(女性/40代) 総レビュー数：1930件

恋愛物を描いてる割には硬い文章

ネタバレ

2021年6月8日

このレビューはネタバレを含みます▼ 恋愛物を描いてる割には硬い文章と表現ばかりで、今風というより、昭和初期に近いような書き方。
モダンチックな雰囲気で、情緒はあるけれど、ヒロインの葛藤や気持ちの揺れ動きも硬い表現ばかりだから、なんとも言えないシュールな印象。ヒーローは、御曹司の割には、あまり活躍もせずに、殴られてばかりという、ちょっとトホホなキャラ。
デカイヒーローに、チビッ子のヒロインという凸凹コンビの二人。結局、ヒロイン父が無能過ぎて、それをヒロインが苦労するはめになったというお話。ヒロイン祖父母やヒーロー祖父、ヒロイン母などは、ことの真相を悟ってて、ヒーローをアシスト。しかし、温厚という表現の割には、ワンマンで、人の話を聞かない、悪役に騙されて振り回されてばかりの無能ぶりのヒロイン父。その後の様子がなかったけど、無能過ぎるヒロイン父には、退いてもらって、ヒロイン兄に帰って来てもらった方が、皆のために、なりそう。どうせなら、自分の無能ぶりや、ワンマンに暴走した自分に唖然として、ヒロインたちに謝罪する姿も読みたかった。ヒロインの頑張りで、救われたようなもので、どうしようもないクズぶりの自分を自覚してほしかった。