BLとして書かれていないのでBLではないのかもしれませんがブロマンスの範疇だいぶ超えているので普段BLを読む人はBLだと感じると思います。
がっつりとした推理小説であり、刑事物であり、クィアロマンスであり、敗退的な空気もあるので個人的に耽美小説でもあるのかなと感じました。”超弩級エンターテイメント”(単行本が出版された当初、帯にこう書かれてたんです、たしか…)であることは間違いないです。ほんとにエンターテイメントなんです。
こんなに分厚い本読めるのかなと不安でしたが、3章くらいまで読むともうページを捲る手が止まりませんでした。多分高村薫と比較される方が多いと思うんですが、私はBL脳なので高村先生はその辺はちょっと私には物足りないと感じていたのでこの『聖なる黒夜』を読んで、これ!こういうのが読みたかったんだ!と大感動しました。
最近国内のBLに物足りなくなってきて海外翻訳BLばかり読んでいるのですが、そういう方は絶対に満足されるはず。
最初単行本を図書館で借りて読みましたが手元にほしいと思い電子で買いました。文庫化の際にサイドストーリーが追加されているのですが、こちらは読んでも読まなくても本編の理解に差し支えはないです。著者も本編を読んだ後に読んでほしいと書いてます。でもこの本を読み終わった後はほんのちょっとでもいいから二人のことを知りたいと思ってしまいますね。
とにかく本編を読んでほしい!!!