ネタバレ・感想あり肌にひそむ熱のありかのレビュー

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題名も表紙絵も魅力的過ぎる
ネタバレ
2025年10月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 以前紙本を購入して読んだことがあります。
確かに面白かった筈なのになぜか手放してしまって手元にありません。
内容についても朧気にしか憶えていないので、電子書籍を購入して読んでみました。
昨年福井県の恐竜博物館を訪れたので、恐竜の骨格について興味がありました。
表紙絵に描かれているのも本文中に出てくるのも龍であると思われるので、架空の生きものだと考えられています。
しかし実際に見たことはなくても古今東西の文献などで龍について語られたりあたかも見たかのような絵が描かれているので、実在するものなのでしょう。
美術の世界では、写実的なものもあれば、創造的なものもあります。
全てが製作者の意のままですが、批評家や一般大衆など多くの人々によって評価されることによって成り立っている厳しい世界であることに違いありません。
才能だけで通用するものではないでしょうけれど、努力だけで通用するほど甘い世界でもないのは確かです。
この小説では、芸術家たちの葛藤に恋愛色が絡まっています。
彫刻などの造形や絵画などの幾つかの作品が言葉で書かれているので、自分なりの想像力を持って形や絵にしながら読んでいく楽しさを味わいました。
愛情表現の描写が美しいので、絵で表わされていなくても心の中に思い描くことができます。
本文中のイラスト画像がないのも、自由裁量ができる楽しさがあっていいのかもしれません。
また、主人公達の姓名が素的でした。
佐宗遼河、三嶋倫生(ともき)など人物が目に浮かぶような姓名です。
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若き良き芸術家BL
ネタバレ
2024年12月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ シーモア島でお勧めされたクリエイターくくりの作品。ちゃんとBLなんだけど、若き芸術家としての生き様(心構え?)を綴った話かな。しかし、この手の話の攻は、受に好意を伝える以前に、身体が見たいとか、触らせて欲しいとか、言いがち。(笑)彼らの作品描写も魅力的なので、実際の作品を見たくなる。受の日本画のモチーフ(モデル)の雪乃さんが印象的。雪乃さん主人公の一般小説とか、私には受けるかも。
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骨まで愛して
ネタバレ
2023年1月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「骨」ーいつでも寒くても、遼河は黒のタンクトップにジーンズにサンダルで倫生の骨を触りにやってくる。触り方がエロくてニヤニヤしてしまいました。遼河から倫生の完璧な配置の骨格に興味を持たれ、次第に骨だけ?骨以外は?僕自身は?と戸惑いから喰われたいと想う流れにドキドキ!芸術家同士のエッチもドキドキしました。

「唇」ーつきあい始めて3年後。芸術家同士お互いに、嫉妬・憧れ・尊敬・褒めたり励ましたりと、影響を与え合う2人がカッコいい。作品の描写が凄くて、実際に見たくなりました。芸術家として作品に対する熱情が伝わり、とても興奮させられました。遼河がワイルドな執着たっぷり&やきもち焼きで、倫生が美人で無自覚な小悪魔っぷりが最高でした。表紙が素敵なので、挿し絵が見たかったです。
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