ネタバレ・感想あり殺人犯はそこにいる―隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件―のレビュー

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真実は・・・
2025年1月4日
足利事件の詳細を初めて知った。
今も色んな事件の受刑者が冤罪を訴えているが、作中のように知られてはいけない何かのために、意図的に情報を隠していたとなれば大問題だ。
下手なプライドは捨てて、被害者、遺族のために何としても適切な捜査をしてほしい。
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衝撃の作品
2024年12月19日
読み終えた後は「読まなければよかった」と「読んでよかった」。
「こんなこと知りたくなかった」と「知ってよかった」という色々な矛盾した感情が交互に来てもう何が何だか分からなくなり感情が迷子です。
ただ、感情はどうであれ「知るべきことだった」と思いました。
本編に出てくる事件は、教科書で学んだことのある内容で、ふんわりとしか理解していなかったのですが時を経てここまでの詳細を知りました。
事件の裏側、詳細、警察のずさんな捜査、遺族の思い、記者のプライド…これら全てが事実であるということが何よりも辛く、重たく、苦しかったです。

「著者が少し自分に酔っている」というレビューを見ましたが、少し分かります笑
が、本当に面白かったです。是非みんな読んでみて欲しいです。
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徹底している
2023年7月11日
先ずは清水さんのプロフェッショナルな仕事に感服
この本を読み「真実」の意味を深く考え、またゾクッとしました

当時、戦略的な販売方法「文庫X」に乗せられて衝動買いして本当に良かったです
書店員さんのアイディアにも拍手です!!

文字・言葉の持つ力を信じたくなる作品です
ノンフィクション好きな方におすすめ
2022年12月24日
タイトルにある事件を地道に調査したノンフィクション。取材や著者の行動力が素晴らしいと感じましたが、ちょっと自分に酔っているような表現があり、中年男性にありがちやな、と思ってしまいました。作品としては素晴らしいです。
すべての国民に読んでほしい。
2022年8月12日
これが事実なんだと思うと、絶望しかない。

あってはならないことだから『冤罪を作らないため』に警察と検察が何をしたか。
容疑者が犯人ではないことを裏づける証言や証拠、、、
犯人に仕立てるための情報操作、、、

無実が明らかになって再審が決まった死刑囚に
検察官が言った言葉には戦慄が走ります。

そして、隠蔽のために、、、
素晴らしい
ネタバレ
2019年11月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ この本はすごい。清水潔ジャーナリストが足利事件の真相を暴いていく。警察、検察、官僚組織が真実に蓋をして保身を計る。もう日本の警察は信じられない。
誘拐犯は今も日常を享受している?!
ネタバレ
2018年4月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ この本を読んで背筋が凍る思いがしました。私が娘ふたりを無事に成人するまで見守ることができたのは、運が良かっただけなのかもしれない、と。
たまたまそこに犯人がいなかっただけ、と。
100%子どもの行動に目を配るのは不可能です。また、子どもの成長に好ましいこととも思えません。けれども、ほんの数分目を離した間にこんな事件がおきてしまったら、、、、

警察、検察、司法までもが真実の究明よりも自らの保身を優先させる、ということと併せて、一人でも多くの人に読んでほしい一冊です
「なんとなく」知っている、では駄目
ネタバレ
2017年1月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「桶川ストーカー殺人事件―遺言― 」で感銘を受け、こちらも購読いたしました。足利事件に関しては、世間で騒がれている当時なんとなく耳にしたことがある…DNA鑑定の冤罪でしょ?怖いね…という知識しかありませんでした。
怖いなんてもんじゃなかったです。冤罪が確定したということは、野放しにされている真犯人が存在するということ。何事にも深く興味をもって正しい知識を得なければ、と思いました。
「国は保身のために民衆を欺くな‼」という筆者の激しい憤りが胸を打ちます。国家の闇が垣間見えるノンフィクション…これは読んで損はないと思います!
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