ネタバレ・感想あり艶麗なイジワルは嘘の代償のレビュー

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策士の幼なじみに振り回された二人
ネタバレ
2021年7月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 幼なじみ王子様に振り回された二人。
国のことと、各々の幼なじみのことを思い、策略を巡らせた幼なじみ王子様。まんまと、二人は引き合わされて、偶然の出会いと思い、恋に落ちていく。しかし、二人の絆が確固たるものになるまでは、種明かしをしないために、ヒロインの大切なものを脅迫の種に、出会いを言わないように強制する。
祖母の大切な形見のために、愛するヒーローと心を通わせたいのに、本当のことを言えずにいるために、拗れに拗れた二人。ヒーローの元婚約者女性の妨害や、ヒロインと幼なじみ王子様の仲をヒーローが嫉妬したりと、なかなかに、ヒロインにとっては苦しい状態。自分のせいで、二人が拗れていると分かってて、それでも、策略を貫き通した幼なじみ王子様はすごい。一番怖いやつだったというおち。
ヒロインがヒーローのことを落ち着いた大人と表現してたけど、誰よりも大人だったのは冷静に策略を完遂した幼なじみ王子様だった。感情的なヒロインには、まだまだ子供っぽいヒーローの方が合ってたのだろう。幼なじみ王子様では、ヒロインは手のひらで踊らさせられているだけで、幼なじみ王子様も張り合いがなかっただろう。
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