ネタバレ・感想あり【電子限定】さみだるる[合冊版]のレビュー

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梅収穫の住込みバイト、空気感が清々しい
2021年6月10日
読み放題からで、ライトノベルです。両親からの愛情薄く、自己肯定感の低い大学生の真知は、現実逃避するように乗り込んだ電車内で見知らぬお婆さんに声を掛けられます。流れでお婆さんの梅林で梅の収穫バイトをすることになります。お婆さんの梅林ではクマさんと呼ばれる青年も働いています。梅の収穫作業とそこで暮らす人々とのふれあいが、真知の閉ざした心を解きほぐしていきます。最初は真知がなかなか馴染めなくて大丈夫かなあと思ったんですが、お隣の幸太くんがいい役目してます。南高梅の産地で梅林と言えば、和歌山県のみなべ町南部梅林かと勝手に想像してました。何度か訪れたことのあるその地は、梅の花のシーズンは山一面に花が咲きほこってきれいですよ~。山の斜面での作業はそれはそれは大変だろうと想像できます。そんな情景を思い浮かべながら楽しく読ませていただきましたー。評価は星4.5です。
良かった!
2021年5月29日
初めての作家さんですが、読みやすいしストーリーもすごく良くて一気に読みました。主人公が成長して、周りにいる人たちもみんな一歩進んでいく良い話でした。
再生
ネタバレ
2021年5月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 両親から愛情なく育って、自己肯定感が皆無な真知が彷徨ってたどり着いた梅林の里で、出会った温かい人たちにふれて再生していくのが泣けました。すごくいいお話でした。綺麗な里の風景を脳裏に描きながら大事に読みました。
初めて自分に親身になって世話してもらったらクマさんすきになっちゃうよねぇ!でも気持ちに素直で捻くれてない真知が可愛かった!真知の家族は最低だけどね!!
静かに深く 心に染みる
2019年7月31日
派手で華麗な登場人物やエピソードはありません。でも、確実に心の深い所にあたたかな綺麗な白い花が咲くお話でした。不遇の主人公が、戸惑いながらでもしっかりと自己を確立させて、大人に育っていく様が、心を打ちかなり泣かされました。願わくば、クマさんとのラブラブの続編をお願いしたいです〜!
惜しい
ネタバレ
2021年7月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 期間限定読み放題にて。ワーカホリックな両親と優秀な兄を持ち、かえりみられず放置されてきたコミュ症の大学生の真知。遠くに行きたいと電車に乗り、たまたま出会った老婦人に声をかけられあれよあれよという間に梅の実収穫のバイトをすることになります。自然の中で今までに体験したことがないくらいに身体を動かし、汗をかき、人と関わっていくうちに表情の乏しかった真知は変わっていきます。とてもいいお話でホロリとなりながら読んでいましたが、攻めのセクシュアリティが曖昧で?でした。日向の彼氏という設定でよかったのではと思いました。潜在的なものがあったということなんでしょうか。そこらへんをもう少し丁寧に書いていただけたらよかったと思います。エロはあっさりでした。
2016年12月。
再成長
2021年5月18日
BL小説枠ですが、寂しい愛されたい青年の成長小説にBLで終えた感じが残りました。梅干し作りの大変な農作業や近隣の人たちとのふれあい、梅畑一面の花が咲く風景が描かれずとも見に行きたい気持ちになりました。そんなストーリーが良かったので好評価でお勧めします。
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期待以上
2019年6月17日
あまり知らない作家さんですが、挿絵と題名にひかれて購入しました。
期待を裏切らないワクワクしながら読めました。
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ピュアなストーリー。
2017年9月23日
大学生の真知。農家に住んでいる久間。真知の想いに涙が止まりませんでした。真知の生い立ち。久間の過去。色々ありますが、基本、ピュアな作品だなぁと思いました。
静かに、じっくりと心が育っていく
2025年2月28日
家族から傷つけられた真知が、衝動のまま電車を乗り継ぎそこで出会ったのがおばあちゃんの八重。なし崩しにそのおばあちゃんの梅畑のお手伝いを住み込みでやり、クマさんや幸太、慎ちゃんとの触れ合いを通して傷ついた心が再生していく物語です。人との触れ合いだけではなく、梅の収穫という重労働を経験することで、少しずつ生きるということの真理の端っこを掴んでいきます。脇のキャラの慎ちゃんと幸太の関係では、家族をつくるときに大切なことについて考えさせられました。ラスト、クマさんとの恋がバタバタで進行していきますが、それをもってしてもなんだか児童文学を読んでいる気持ちになりました。おもしろかったのですが、BLとしては⭐︎3つかな。
面白い
2021年6月12日
好みなストーリーです。自然が匂い立つ雰囲気です。
欲を言えば、登場人物の性的しこうを書いてほしかった。
日向が、ゲイなのかどうかで話のイメージが変わるし。男を好きになった迷い葛藤がなさすぎて、マチもクマもゲイなんじゃないかと思うし。
ラストの方で、一ヶ所だけ攻めのクマ視点が入るのですが、あれ本編じゃなくショートストーリーで入れるとかでよかったんじゃないかな。本編はすべてマチ視点の方がバランスが良いと思った。
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前半がまん
ネタバレ
2019年2月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前半ちょっと受けの子が余りにも浅はかで(家庭環境の影響があるにせよ)、ムリかもと思いましたが、
後半の巻き返しで、根は素直でそこまで卑屈な奴じゃないんだなと思えました。
愛蔵書とはならないけれど、いつか一回くらい読み返すかも知れません。
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作家名: 高那シキ / 町屋はとこ
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 大洋図書