ネタバレ・感想ありドルチェのレビュー

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甘美に
2023年3月7日
氏の他の作品のようにアドレナリンの分泌を助けるような作風ではなく、もっとじんわりと感じ入るような落ち着いた雰囲気の警察ものです。本当に身の回りで起きそうな、それ故に切実な事件に挑む実直な主人公の、なかなかシブいカッコ良さに惚れました。
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ソフトな刑事物
2021年6月1日
姫川玲子シリーズで会話の中に名前が出てきたので魚住刑事のことは気になってました。
ハードな作品が多いけど、この魚住シリーズはソフトというか、切なくて温かくて優しい印象です。
袋の金魚の関係が気になるんですけど、、、。
魚住、捜査一課復帰
ネタバレ
2021年2月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 誰も死なせたくない魚住が殺人犯人と同じ思考回路を持つ(ガンテツ曰く)姫川玲子の元にやってくる。途中から竹内結子さんを念頭にアテ書きしてたんじゃないかと思える程思い入れがある分ショックが尾をひいてるんじゃないかと心配だった誉田哲也氏。オムニバスを上奏したとは言え今後どうするのか姫川玲子マニアとしてドキドキもんでしたが、、、こんな大業を繰り出してくるとは。早く魚住と姫川の絡みが読みた〜い。ところであれだけ捜査一課への復帰を拒んでいた魚住がどうして、、
読みやすい
2018年11月25日
実際、日本のどこかの警察に居るのではないか?と思うぐらい、リアルさのある中年女性刑事が主人公のお話。数年前にドラマ化もされています。全6編の短編集で、それぞれ長過ぎず短過ぎず読みやすいボリュームとなっていて、人によっては一晩で読みきれるぐらいだと思います。刑事モノのお話ではありますが、凄惨な殺人事件などというのは起こらないので、そういった類いが苦手な方でも読むのに支障はないかと思います。
主人公自身は自分が女だからと周りに都合よく使われる事に不満を抱く面もあったりしますが、誰しも巻き込まれたくなんかない事件にもし関わった時、久江さんみたいな女性刑事が居てくれたら少しは安心出来るのだろうなと感じました。被害者の側でももちろん、被疑者の側でも強面のオジサン刑事に威圧感たっぷりに取り調べられるより、久江さんに取り調べをお願いしたくなるでしょう。
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