ネタバレ・感想あり夜見師のレビュー

(4.3) 4件
(5)
2件
(4)
1件
(3)
1件
(2)
0件
(1)
0件
表紙絵を見た刹那に読みたいと思った
ネタバレ
2023年5月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ この小説は、2017年に一巻と二巻が発行された。もう、六年も過ぎてしまったので、恐らく三巻は読者の想像に任された結末にしていいのだろう。自分だったら、どういう展開にしていくかと構想を巡らすのも楽しそうだ。
作者が敢えて軽妙な語り口を選び、登場人物たちに絶妙で愉快な会話をさせているので、祟り神や怨霊の滅却という怖く重い内容がだいぶ和らいで感じられる。
主人公の五明輝は背負った宿命的なものを自らの資質と機転で解決できる力があったから、その解決の鍵となり元凶となる物に出会い因縁を解消できたのだろう。
夜見師の多々良克比古は輝が内在している器の大きさや魂の善良さに気が付いている。彼が自分にとって重要な要素になるのが恐いというところに違いない。
多々良は無意識のうちに輝の小指に付いたアイスクリームを舐めたりしている。王様と下僕、夜見師と助手、死者と生者、二人の関係性がどう変わっていくのかを見届けたい気もしている。
それにしても、私たちは生きている時は少しも力を持っていなかったのに、どうして、死んだ後に怨霊になるような力を持てるというのだろう。
何か、強力で邪悪なものの介在を感じて空恐ろしくなるのは私だけか。
いいね
0件
🙂
2020年5月26日
とても、いいお話で
引き込まれました。
続きがとても楽しみです(*^^*)
いいね
0件
不思議なコンビ
2019年4月30日
雇い主のことが分かってくるとなるほど!となるお話でした。分かった上で2回目を読むとこれ伏線だ!となるやつです。
1冊ずつで気持ち良く終わっていますし、シリーズとして続けて読んでも面白いです。
次の巻が楽しみ!
2巻まで読みました
ネタバレ
2021年10月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 夜見師が仕事をするにあたり、怨霊になった人の人生を見ていくわけですが、結局バッドエンドを迎える人生だとわかっているので、読んでいて辛いです。
わたし的には、2巻の怨霊たちが可哀想すぎて悲しい。
このシリーズ今後も続いていくのでしょうか?続いていくとすれば、ラストは絶対に”別れ”がやってくると思うので、満面のハッピーエンドしか読みたくない私は次巻以降は踏み込まないようにします。
いいね
0件
レビューをシェアしよう!
作家名: 中村ふみ
出版社: KADOKAWA