貧乏だけど明るく頑張る没落貴族のヒロインは両親を亡くし、病の乳母を看病し、市場で花売りをしながら親の残した借金を返済していました。そんな時、画家で裕福な貴族にモデルとして見染められた事から始まった契約結婚。実は以前新聞に載っていた彼にときめいて、切抜きを壁に貼り、厳しい毎日の生活の中ほんの少しの安らぎにしていたヒロインはどんなにひどい事をされても、彼が大好きになってしまいます。嘘のつけないヒロインは神聖な結婚式で誓いの言葉が言えませんでした。本当に愛してしまったのに契約結婚だなんて。これが、2人の間に気持ちのすれ違いが生じて結局、別れる事に。離れてても彼が忘れられないヒロイン、そんな彼が筆を折ったと知り彼の元に飛んでいきます。お互いの気持ちが寄り添って本当の夫婦に。良かったです。
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