清白ミユキ先生の小説は初めてです。
試し読みをして、半額で購入して、期待して読んだのですが、1回目は、途中から読み飛ばしてしまいました。
2回目にじっくりと読んでみました。
結衣章人麻酔科医は、人物像から見るに、自分を語る一人称に「私」を使うと考えられるし、真岡亮治外科医も「私」の方がふさわしいと思います。二人とも知性が高いと思われるのに、真岡が話す言葉遣いは品性の欠片もなくて、真岡の人物像が見た目と外科医としての腕だけで、人としての魅力が感じられません。
また、話の流れとして、心臓病で手術をした加奈ちゃんと約束した遊園地に3人で行く話は、絶対に外してはならないものだったと思われます。
そして、いつの間にか、加奈ちゃんの年齢が10歳になっているのを読んで、いつの間に3年も経ったのかと驚きました。
書き上げた作品は、何回も推敲して、最高のものにしてください。
何故、誰もレビューを投稿しないのかを考えてみるのは、本として完成した時点では遅いのですけれども。