ネタバレ・感想あり花嫁は復讐の罠に落ちてのレビュー

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復讐と調教
ネタバレ
2021年10月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインの分析通りの思い込みの激しくて頑な性格のヒーロー。父に押さえつけられていた過去により、歪んだ性格になってしまったが、それをかろうじて救っていたのが、ヒーロー母の愛するパティシエの男性だった。ヒーローに父親や親友のような愛情を注いで見守ってきた。全ての真相を知りながら、ヒーローのために、蓋をしたヒロイン父。そして、そんなヒロイン父にずっと片思いしていたヒーロー叔母の逆恨みにより、あらぬ誤解が生まれ、ヒーローはそれによって、ヒロイン父への復讐に燃え、ヒロインを巻き込む。しかし、ヒロインに惹かれる心を止められなくて、冷たくしたかと思えば、情熱的にヒロインを求めたりと、ヒロインは振り回されて、苦悩する。そして、ヒーロー従姉による夜の花嫁修業。変態的な性癖のヒーローによって、剃られてしまうヒロイン。怯えるヒロインに欲情するヒーローはかなりの変態ぶり。
そんな授業をするヒーロー従姉は夜のかなりのスペシャリストで、ヒーローの変態行為を見ても、平気な人格。歪んだ性格の父に育てられたヒーローと、勝手な片思いをして、ヒロイン父に逆恨みをしている母に育てられたヒーロー従姉、どちらも、ちょっとおかしいのだろう。ヒロインは優しくて賢い女性。歪んだ二人の花嫁修業の餌食に。
政略結婚の多い貴族の女性に足りない夜の花嫁修業は、実はかなり必要なものだったのだろう。
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