ネタバレ・感想あり小説花丸 あの日の君を教えてのレビュー

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良かったです!
ネタバレ
2023年8月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 記憶喪失の剣一郎×雑貨屋の良。良の母は昔剣一郎の家に住み込みで働いており、優しい親子は冷たい両親を持つ剣一郎の心の拠り所でした。病院で目覚めてからずっと自分を庇護しそばにいてくれる良に、剣一郎も庇護欲と共に自分でもわからぬ激情にかられます。けれど徐々に記憶が戻り義兄が自分を連れ戻しに来ても、何故か良に関する記憶だけは抜け落ちたままで…。記憶がなくとも過去への不快感を感じ良に執着する攻。高崎医師がほどよい当て馬になってくれるのもいい塩梅です。攻視点ですが読めば読むほど受の切なさも際立ってきてハピエンを信じて読みました。終わってみれば義兄も嫌な人ではなく高崎は終始格好いいままで、皆落ち着くところに落ち着き満足した作品でした😊
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攻め視点の丁寧な描写が◎
ネタバレ
2018年1月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 攻め視点で描かれいるのが個人的によかった。
突然、記憶喪失になり気づけば病院のベッド。手には何か特別なものが握られていたと思うのに、それが何だか思い出せない。目の前には、病院まで自分を運んでくれたという医師と、なぜか記憶が戻るまで世話をすると言いだす男(受)がいる。

良との穏やかな生活、でも色々な場面で既視感を覚えたり、良への強い執着心に戸惑い始める。
なかなか記憶を取り戻せない歯がゆさや焦り、苛立ち、良への芽生えた恩人以上の気持ち。
記憶を取り戻すまでがなんと終盤まで続きますが、この思い出すまでの過程がすごくいい。
案外早く思い出しちゃってハッピーエンドって展開が多いなか、攻めの剣一郎の葛藤を切ないほど丁寧に描いてくれています。

完全に記憶が蘇る前の敏感な時期に、迷いながらも求める感情のまま肌を合わせる展開も良し。
ランドセルを背負った良、ひまわり畑の良、少しずつ思い出してきた部分もあるのに肝心なところがどうしても思い出せなくて苦しむ攻と、思い出して欲しいけど思い出して欲しくない、本当の気持ちを隠したままの受。
終盤からラストまでが本当に切なくて悶える。
最後呼称が「剣一郎さん」から「ケンちゃん」に戻った時思わず涙が…。
記憶喪失もの
2020年8月11日
良のことを知っていると思うものの思い出せない剣一郎。良も何も教えてくれないのは何故なのか。大切な記憶の鍵はぞうさんが握っていました。最後は全てがうまくいって大団円。剣一郎のお兄さんが意外にいい人だった。
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(ノД`)・゜・。
2018年4月9日
小説花丸のサイズ感がいいですね♪「これ終わったら続き読もぅ!」とか(笑)合間合間でサクサク読んでしまいます♪お話は本当に感動的でした(ノД`)ずっと攻視点で描かれているのも入り込みやすかった♪内容もですがサイズもオススメ(笑)
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ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 白泉社
雑誌: 小説花丸