ネタバレ・感想あり花の匣~桜花舞う月夜の契り~【特別版】のレビュー

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雅な世界を堪能しました!
ネタバレ
2025年1月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 平安の雅な雰囲気を楽しみつつ、大好きなBLを味わえる作品です!
もともと時代物が大好きなのですが、時代物ではあってもほぼ設定だけ、という作品も多い中、こちらは話し言葉や身分に関するもの、平安の政治に関する内容まで、見事に平安の世界を味わえる内容でした。
異形(とはいえ、見目麗しい)受けをひたすら守るスパダリ異母兄の熱愛がたまりませんでした!
受けである敦頼の境遇や生い立ちが切なく、儚くも煌びやかないでたちがまた雅な雰囲気を盛り立てました。
牧山先生の「世界はきみでできている」を読んだばかりですが、こちらも法曹界の世界を楽しめる内容で、かなりいろいろ勉強されている先生なんだろうなと思いました。
加えて、こちらのイラストも周防先生が描かれていて、周防先生は、綺月陣先生の「いつもそこには俺がいる」シリーズで、綺月先生はもちろん、周防先生のイラストのファンにもなったのですが、今回も牧山先生の作品にすごくマッチしていて、牧山×周防コンビもとてもいいです!
牧山、周防先生のますますファンになり、これからたくさん作品を読む楽しみが増えました!
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平安もの、すてき!
ネタバレ
2024年2月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 未来を読む力と人の心を読む力をもった異能者・敦頼と、 そんな敦頼に寄り添う、気高く優美で漢気のある雅宗の平安ファンタジー小説です。最初の段階で両想いになりますが、敦頼の美貌に目をつけた帝が敦頼を召し上げての雅宗との3Pがあるので、地雷の方は気をつけてください。3Pの中身も、この帝ってのが本当に愚鈍でどうしようもない下衆で、すてきな男2人に愛される敦頼・・という構図ではないので好みが分かれそうです。事が終わった後にあくびして背中を向けて寝るような奴です!1番やってはいけないやつ・・。現代を舞台にしたこの作家さんの話はいくつか読みましたが、平安時代とかの雅な世界の方がこの作家さんのもつ独特な文章に合っていて、今作はすごくすてきな世界観でした。帝のような下衆が出てきたお陰で2人の愛も高まったし、終わりよければ・・の形です。イラストもこの世界観に合っていて、相乗効果でした!
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作家名: 牧山とも / 周防佑未
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 二見書房