このレビューはネタバレを含みます▼
196ページ挿し絵は少々。後宮ものを探していて、あらすじに惹かれて購入しました。ザックリ言うと家族から蔑ろにされていたヒロインが後宮であろうことか皇帝の弟ヒーローと恋に落ちると言う物語です。まず言いたいのは、状況説明が凄く稚拙で「今服装や部屋の中はどうなってるの？体勢は？」と何度も迷子になりました。それに複数人いるシーンでは誰が話してる台詞なのかも分かりづらく、ページをめくる指が度々止まります。肝心の内容ですが、耀凱が皇弟であるヒーローを蹴落としてまで権力に執着する理由が弱いのと、陵荘の主役2人に対する憎悪も根拠が弱くてチグハグな印象でした。皇宮から主役2人が逃げ出しました、捕まえましただけじゃ駄目だったんですかね。初めから主役2人をくっつけるため皇帝が一芝居うったのはすぐ読めましたが、耀凱を捕えるために泳がせたんだとしたら主役2人が危険すぎるのでは。ザマァは生ぬるくて最後の最後までうーんって感じです。読み応えという点では、全然ありませんでしたね。TLシーンもほわっとしてるし全然萌えません。もっと言うと挿し絵が好みじゃないのとタイミングが欲しい所じゃなく、残念でした。大まかな設定は好きなのでもっと練って書いて欲しかった。
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