ネタバレ・感想あり江戸ねこ捜査網のレビュー

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猫による猫の為の猫助け、時々人助け在り
ネタバレ
2025年3月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙絵の通茂は、横向きな為か些か筋骨隆々に見えなくもありません。実際は細身で麗人なのに、袴を身に付けている所為もあって、武人観がかなり感じられます。
百年前の化け猫騒動の曰くが有る妖刀に紅蓮と名付けた大猫を軽々と載せているので、武芸の達人であることもあり、見る人が見れば判るのでしょう。
通茂は、身近にいる祖母の貞樹院や家臣の小森新右衛門や使用人の辰吉と八重とお泉以外の人には関心がないのです。
自分の屋敷にいる月影、紅蓮、牡丹の他屋敷に出入りする猫達や自分を頼ってくる猫達等が安寧であることが彼の唯一の望みなのは間違いないでしょう。
人は性根が真っすぐではなく、無駄な欲望を持ちすぎているので、もう、金輪際付き合いたくないのです。
正直で噓がない真の心を持った猫だけが彼の唯一の縁(よすが)足り得るのかもしれません。
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猫好き、ライトな推理物がお好きな方に!
2020年7月1日
若くして隠居生活を送る主人公が、猫の言葉と理解して、猫のために事件解決に乗り出すお話🐱
ライトな文体で読みやすく、猫の可愛さが堪能できます😊
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作家名: 六堂葉月 / 森美夏
出版社: 白泉社
雑誌: 招き猫文庫