私は、2008年(株)イースト・プレス発行、アズノベルズの『傀儡師の愛人』を持っています。鹿能リコ先生著、つぐら束先生のイラストの本です。
スマホが携帯電話になっていたり、この本とは変わっている箇所がありますが、大筋では変わらないものと思っています。
確かに、『愛人』よりは『伴侶』という題名のほうがいいでしょう。『愛人』という言葉が持つイメージと『伴侶』という言葉が持つイメージは地と天程の隔たりがあるかもしれません。今の時代にそぐわない言葉でしょう。
今の世の中に若し傀儡師なるものがいたとしたらと考えると、この本の内容まで怖いものではないにしても、想像力を搔き立てられます。映画でも見ていると思って楽しんで読むのがいいでしょう。
そして、もし手に入ったら、『傀儡師の愛人』を読んでみてください。表紙がおどろおどろしいけれど雅で、芸術的です。イラストも劇画風で綺麗です。