ネタバレ・感想ありツナグ(新潮文庫)のレビュー

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深み
2025年4月7日
言えなかったこと、できなかったこと。
実際に身近な人が死んだとき、ついそういったことばかりが思い浮かぶ。
何度涙腺を刺激されたことか。
亡くなった方に会いたい人だけでなく、それをつなぐ側の人間にもスポットライトが当たっていて、より一層深みが増した。
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命をツナグ物語
2023年12月8日
『ツナグ』というタイトルはストーリーにあるような「生者と死者を繋ぐ」という意味と「生者が死者の意思を繋ぐ」という意味のダブルミーニングになっていると思いました。分かりやすく、読みやすい文体でありながら、ミステリー要素もある物語で一気に読んでしまいました。現実にありそうもないファンタジーなのに、なぜかありそうな気がしてくる作者の圧倒的な筆力には脱帽です。途中何度も涙が溢れ、今そばにいる家族や友人を大切にしようと思わされました。この作品を読んで良かったと心から思う特別な一冊になりました。
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生と死
2023年1月29日
生きている者にとっての、死者とはどういった存在か?血縁者であっても、他人であっても、誰かとの差別を経験していれば考えさせられる、そのような物語でありました☘
待ち人の心得
2024年8月6日
五つの短編の中で「待ち人の心得」が、一番のお気に入りです。
絆の深さや失ったことの哀しさが共感できました。
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たった一度の権限
2022年8月30日
青々しくて痛くて、ああこれが辻村深月なんだなと思い知らされたのが「親友」の話し。アイドルの話しもさっぱりとしていて好きだったけど、あの親友の話しは青々くて痛くて。そのストーリーだけでも何度も読んでしまう。
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