このレビューはネタバレを含みます▼
「風穴屋」という稼業は、旋次郎以外にはいなかっただろうと思われます。
江戸では「風」はいささか嫌われものでしたが、困りごとに片を付けてくれる「旋風(つむじかぜ)」のような旋次郎はあちこちで引く手あまただったでしょう。
幾らで請け負ってくれるのかは詳しくは書かれてはいないのですが、決まった相場はあってないようなものでしょうね。
「風穴」と聞くと物騒なことも想像してしまうのですが、物語の後半にはやはり出てきます。
武士の身分を捨てた旋次郎の家業に関わることでもあるからです。
読み進むにつれて、登場人物が増えてきて話が込み入ってきます。関係性と名前と人物があやふやになってしまいました。
登場人物相関図が欲しいところです。
ややこしいところは置いておいて、不死身にも思える旋次郎の活躍を楽しんで読み進めるのがいいのでしょう。