このレビューはネタバレを含みます▼
学校は子供のみならず、先生をはじめとした大人も一緒に成長する場なのかもしれないと感じました。この話の中で一番インパクトが強い登場人物は、間違いなくよし太ですね。彼の頑張る様子を見ていると、たとえ当初こそ一見してその場所に不釣り合いに感じてしまう印象のある人物であっても、そこにいる人々と心を受け入れ合うことで不思議といつの間にか馴染んでゆくという、自然なプロセスを眺めているような感じがしました。最近は少子化による統廃合でこういった学校の数は少なくなっている気がしますが、小規模校ゆえのここまでアットホームな学校生活には、憧れるものがあります。