このレビューはネタバレを含みます▼
すべての真相は、ヒロインを愛するがゆえのヒーローの嘘から始まり、そして、記憶を取り戻したヒロインは、やっとヒーローへの気持ちに正直になる。
男性の心を捉えて離さないヒロインのせいなのか、父親の歪んだ執着と、ヒーローからの執着に振り回されたヒロイン。父親の歪んだ執着とそのせいで起きた出来事にトラウマを抱え、記憶をなくしてしまったヒロインを、辛い過去から守り、大切なのは今からだと考えるヒーローとの攻防。
そして、ヒロインに強い執着を示す割には、性に熟練したヒーローの過去が、実は早熟の遊び人だったという真相。ヒロインに出会い、ヒロインが年頃になるまでは、妹のように可愛がり、その後はヒロインの危機に恋心を自覚し、心身共に、一途になったヒーロー。ヒロインを性技で翻弄するほどに、熟練し、経験豊富な様子に幾度も悔しくなるヒロイン。年の差もあるし、ヒーローは荒れた思春期を過ごしていたし。何よりも、二人の閨での様子描写が毎度長くて細かくて、なかなかいけない二人に思えるほとに、濃厚。
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