ネタバレ・感想ありエッグスタンドのレビュー

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やっぱりすごい
2023年12月30日
丁寧な心理描写に、物語に引き込まれます。私の大嫌いな虫が物語の全編を通して出てくるので、再読はできないと思われますが、本当に人物の造形が素晴らしい。特に文乃と石田の不倫の物語が秀逸で、「Release」の遼平とはるひの切ない恋を彷彿とさせるような、切々と胸に迫るストーリーでした。妻子のいる身で不倫しておいて、「幸せになれ」と別れを切り出す石田の狡さと誠実さに泣いちゃいました。この作家さんは、凪良さんや一穂さんのように一般誌でも十分やっていけるよなーと思うと、BLにとどまってくれていることが本当に嬉しいです。本編の歯科医と高校生のカプは、大人の落ち着きあふれる攻めと鬱々と悩むグルグルの受けで、「いつものやつ」と頼むお酒(やったことないけど)的な安心感と安定感に満ちたお話となっております。エチは一回もありませんが、「ある」という匂わしの描写があり、もうそれで十分な満足感です。でもそのシーンも欲しかった!大っ嫌いな虫が全編登場でも星5をつけるしかないおもしろさでした。
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王道は美しい
2019年7月12日
すーばらしいお話でした。
すごい。
何か大事件が起こるわけでも、悲劇もカタルシスもなく、日常をごく平坦な言葉でていねいに積み重ねていくのですけれど、それがとにかく美しいです。
主人公の妹目線の短編が秀逸でした。
感情の機微を読むのがお好きな方におすすめします。
王道は王道ゆえに美しいと思いました。
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なつかしい
2025年5月31日
これもかなり古い作品。今も読めるようになっていてうれしいです。賛否は分かれるけれど攻めの妹の存在感も好きです。
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月村先生の
ネタバレ
2019年9月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 昔の作品でした。年上攻めです。受けの子は高校生。ガツンとくるお話ではないんですけど、微笑ましい感じで読ませていただきました。Gの出現率高くて、内心(え~汗。こんなに出現する?汗)と思いながら読んでいたのですが、あとがきで月村先生自身もそう思っていたようです(笑) あの描写を削るのは難しかったようなので、皆様もそこは我慢して読んで下さい。笑
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懐かしい!
2018年1月8日
昔、最初に出版された本を持っていて、懐かしくて手に取りました。
今読んでも面白い!
心理描写がすごく上手くて引き込まれます。
ただし、ラブラブ度を求めている方には物足りないでしょう。
2004年作出とのことで
2024年1月24日
高校生の受の男の子が、好きだった友達に玉砕し紆余曲折を経て隣に住む攻と恋人になるまでが丁寧に書かれていました。攻も個人主義で人との関わり合いが苦手なのに、受のことは放っておけずで微笑ましかったです。ただBLはエロ込みで読みたかったので、最中描写なく事後報告のみに物足りずで☆3です。初心者の方や生々しい表現が苦手な人にはいい作品だと思います。
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作家名: 月村奎 / 二宮悦巳
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 新書館